レビュー著者: 漫画よしあし
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BLEACH の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 久保帯人先生の「白と黒のコントラストを極めた、圧倒的にオシャレな画風」が最高に格好良いです!余白の使い方や構図のセンスが抜群で、全てのページがポスターのように完成されています。
- 「卍解」をはじめとする、心躍るネーミングセンスと多彩な能力の設定に、子供の頃からずっと心を掴まれっぱなしでした。言葉一つ、刀一振りから放たれる「美学」には、抗えない魅力があります。
- 尸魂界編における、次々と現れる護廷十三隊の隊長たちとの手に汗握る死闘と、その裏に隠された驚愕の真相。あの時のワクワク感とカタルシスは、少年漫画の中でも最高クラスの面白さでした!
- 巻頭ポエムやキャラクターたちの言い回しが、時に哲学的な深みを持っていて、ただのバトル漫画を超えた情緒的な美しさを感じさせてくれるのが、本作が唯一無二である最大の理由だと思います。
- 全74巻、最後まで一護が「守る」という信念を貫き通した結末を見届け、長年のファンとして深い感謝を覚えました。数々の名シーンが、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている、一生モノの宝物です!
悪い所
- 物語の中盤以降、バトルの構成が「後出しジャンケン」のような能力の応酬になりがちで、戦略性よりも設定の強引さで決着がついてしまうように感じられる場面が増えたのが、少し気になりました。
- 登場キャラクターが非常に多いため、お気に入りのキャラの活躍が少なかったり、いつの間にかフェードアウトしてしまったりすることに、ファンとして少し寂しさや不満を感じてしまう回がありました。
- 物語のテンポが非常にゆったりとしており、特に最終章などは、一気に読み進めないと話がなかなか進んでいないように感じてしまい、少し中だるみを覚えてしまう時期があったのは、正直な感想です。
- 背景の描き込みが極端に少ない(白い)コマが多く、それをオシャレと捉えるか、手抜きと捉えるかで、読者の評価が真っ二つに分かれる独特な作風であることは、否めない事実だと思います。
- 一部の強力すぎる敵キャラクターの倒し方について、少し無理があるというか、伏線が不十分なまま新設定で解決してしまったように見える箇所があり、もう少し論理的な決着を見たかったな、と感じることも。





