# GROUNDLESS

## 基本情報

- 著者: 影待蛍太
- 連載: 月刊アクション
- ジャンル: ガンアクション、ミリタリー、戦争
- 評価: 8.3/10
- 最終更新日: 2026年08月28日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/0c8d4e50-589f-4aa1-a89a-a3f8eb5eeb20

## あらすじ

疫病を口実に大陸政府から海を封じられ、物資が尽きかけた島国。政府への怒りが火種となり、島は内戦へ転がり落ちる。銃器の街で武器商を営んでいた女は、島軍大佐の罠にはめられ、夫を目の前で殺され、生まれたばかりの娘を奪われ、左目を撃ち抜かれる。残されたのは夫が遺した特注の狙撃銃だけ。復讐だけを胸に自警団へ志願した彼女は、ずば抜けた空間の読みと射撃の腕で戦場に立つ。やがて戦いは個人の恨みを離れ、穀倉地帯の取り合い、港町の攻防、砂漠や雪山での掃討へと広がっていく。戦車や飛行機まで投げ込まれ、戦火は膨らむ一方。大国の介入、そして使い捨ての駒として最前線へ送られる自警団。誰も英雄になれないまま、それでも引き金を引くしかない。泥まみれの狙撃手が行く架空戦記！

## この漫画を読むのに向いている人

- 超人めいた力が一切出てこない、**腕と読み合いで決着がつく戦場の駆け引き**をじっくり味わいたい人
- 大切なものを奪われた人間が銃を取るまでを、**むごさから目をそらさずに描く重い物語**として読みたい人
- 主人公ひとりの物語から、街や仲間たちを追う**群像劇へ広がっていく戦記**の流れを楽しめる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 絵の線の粗さや人物の描き分けの癖が引っかかると、**そこから先へ読み進められなくなる**人
- 吹き出しにセリフがぎっしり詰まった作りが苦手で、**文字の多い漫画をさらっと読めない**人
- 救いのない戦況と報復の連鎖がずっと続くので、**読むほど気持ちがすり減っていく物語**を避けたい人

## 良い所

- 狙撃の腕が飛び抜けた未亡人が、局地戦の行方を左右していきます。超人めいた力は出てきません。読みごたえがあるのは**腕を隠したまま盤面を動かす駆け引き**のほうで、じりじりした心理戦に引き込まれました。
- 生きるか死ぬかの張り詰めた空気と、どこから狂気なのか判らない切迫感。面白いのに、これを楽しんでいいのかと迷うほど**戦場の描き方が生々しい**。読み終えたあと、しばらく黙り込んでしまった。
- 表紙から凄腕狙撃手の無双劇を想像していたら、罠にはめられ、夫を殺され、子と引き裂かれます。序盤で**感情移入せずにいられないむごさ**でした。絵柄はポップなのに戦闘の描写は血なまぐさく、驚きます。
- 途中から主人公が一歩引いて、街と自警団の面々を追う群像劇に変わっていく。この転がし方が意外で、うまい。絵は正直好みが分かれるけれど、**それを補って余る組み立て**で最後まで持っていかれた。
- 隻眼、狙撃手、未亡人。並べただけなら安っぽいのに、実際に読むと**張り詰めた臨場感と寂しさ**が残る。夫の形見を構えるたび、彼女がすり減っていくのが伝わってきて重い。

## 悪い所

- 序盤はとにかく読みにくいです。吹き出しがコマのふちまで迫っていて、目が滑ります。動きも伝わりづらく、**同人誌みたいな作りの粗さ**が先に立ちました。だんだん良くなるとはいえ、人に勧めにくいのは確かです。
- 狙撃手ひとりで戦場の流れを握ってしまう場面には、さすがに**主役補正の効きすぎ**が引っかかった。勝負を決めたのが問題児の老兵だった点は良かったけれど、そこまでの無双ぶりには少し白けた。
- 絵もストーリーも荒削りで、ときどき粗さが目につきます。それ以上に気になったのが**とにかく文字の多さ**で、読み進めるのに体力がいります。面白いのは確かなのに、そこで足が止まりました。
- 報復が報復を呼んで、自警団までおかしくなっていく。虚しいし痛々しい。救いのない戦況が続くので、読んでいるこちらまで**じわじわ削られる感じ**が抜けなかった。
- 線がざらついていて、人物の描き分けにも癖があります。誰が誰なのか最初はつかめず、**キャラの見分けにくさ**で何度も前のページに戻りました。話は良くできているだけに、そこがもったいないです。
