レビュー著者: 漫画よしあし
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囚人リク の感想と評価(良いところ、悪いところ)

囚人リク

囚人リク

著者: 瀬口忍

連載: 週刊少年チャンピオン

ジャンル: ドラマサバイバル脱獄アクション

評価: 8.6/10

あらすじ

『囚人リク』は、巨大地震によって壊滅した東京の跡地に建てられた“極楽島刑務所”を舞台に、無実の罪で収監された少年・リクが脱獄を目指すサバイバルアクション。極限の環境で繰り広げられる看守との死闘、仲間との絆、そして自由を求める強烈な意志が物語を動かす。過酷な暴力、理不尽な支配、巨大な陰謀が渦巻く中、リクが何度倒れても立ち上がる姿が読者の心を掴む。少年漫画でありながら社会性の強いテーマを扱い、圧倒的な熱量で描かれる脱獄ドラマが魅力の作品。

良い所

  • リクの“折れない心”がとにかく熱く、どれだけ追い詰められても立ち上がる姿に胸を打たれた。暴力と理不尽が支配する世界で、希望を捨てない主人公の強さが作品の核になっていると感じた。
  • 看守との戦いが毎回本気で、命のやり取りの緊張感が凄まじかった。特にリクが仲間を守るために無茶をする場面は、少年漫画とは思えないほどの迫力と覚悟が描かれていた。
  • 仲間キャラが全員魅力的で、それぞれの過去や信念が丁寧に描かれているため、脱獄チームに感情移入しやすかった。特にレノマやスネイクなど、敵だったキャラが味方になる展開が熱い。
  • 作画の迫力が圧倒的で、殴り合いの重さや痛みが伝わってくるほどリアルだった。表情の描写も秀逸で、キャラクターの恐怖や覚悟が強烈に伝わってくる。
  • 脱獄というテーマを扱いながらも、単なるアクションではなく“自由とは何か”“正義とは何か”を問い続ける深さがあり、読み応えが非常にあった。少年漫画の枠を超えた作品だと感じた。

悪い所

  • 暴力描写が非常に激しく、残酷なシーンが多いため、人によっては読むのが辛くなる巻があった。精神的な負荷が高い作品だと思う。
  • 看守側の悪意が極端で、あまりに非人道的な行動が続くため、やや誇張されすぎていると感じる場面があった。リアリティより演出が勝っている印象。
  • 物語が長期化するにつれ、似たような展開が続く巻があり、テンポが重く感じる部分があった。特に中盤は引き延ばし感が強い。
  • キャラクターの退場が多く、せっかく魅力的になってきたキャラが突然いなくなる展開が続くため、感情的にしんどくなることがあった。
  • 刑務所の構造や設定が都合よく感じる場面があり、脱獄劇としてのリアリティに疑問を感じる巻もあった。勢いで押し切るタイプの作品なので好みが分かれる。

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