レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
おじさまと猫 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
おじさまと猫
著者: 桜井海
連載: ガンガンpixiv/月刊少年ガンガン
評価: 8.7/10
あらすじ
ペットショップで値札を下げられ、子猫たちの陰で売れ残っていた成猫・ふくまる。自分はもう誰にも選ばれないと諦めかけていた。そこへ現れたのが、妻を亡くして生きる気力までなくした紳士・神田。「私が欲しくなったのです」というひと言から、ひとりと一匹の暮らしが動き出す。まっすぐすぎる猫の好きにさらされて、神田は逃げ続けていた鍵盤の前へ戻っていく。ふくまるもまた、抱きしめられるたびに怖がりだった自分から離れていく。やがて生き別れの兄弟猫や周りの人たちも輪に入り、痛みもうれしさも分け合える場所が広がる。読むたび涙腺がゆるんで、帰ったら誰かを抱きしめたくなる。ぶさかわな相棒と紳士の、あたたかい家族の記録!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 心がささくれてどうにもならない日に、押しつけがましくない優しさでそっと立て直してほしい人
- 猫のしぐさや鳴き方の再現度にこだわりがあって、飼い主にしかわからないあるあるまで味わいたい人
- 動物との暮らしを入り口にしつつ、失意から立ち直っていく人間ドラマもしっかり読みたい人
向いていない人
- 動物の気持ちを言葉にして描くやり方に、人間側の都合のよさが透けて見えて冷めてしまう人
- 泣かせどころが先に読めてしまう話より、予想を裏切る展開で最後まで驚かせてほしい人
- 登場人物が増えて話が広がるより、主役ふたりだけの静かな世界がずっと続いてほしい人
良い感想・レビュー
- ケージの中で諦めていた猫が、少しずつ甘え方を覚えていく。お互いが手放せない宝物になっていくその道のりに、私は毎回泣かされます。読み終わると胸があたたかくなります。
- 余計なものが一切ない、ただまっすぐな話だ。それなのに押しつけがましくなく、構えずに素直に泣ける。心がささくれている時に読むと、ほどけていくのがわかった。
- 猫の習性や仕草の描き方が本物すぎて、猫好きの私は何度も唸った。おまけに紳士のダンディさと不器用な可愛さのギャップがずるい。読むたび肩の力が抜ける。
- 気難しそうな大人ほど、猫の前だとふっと素の顔になる。親との間にわだかまりを抱えた人が猫に触れて心をほどいていく描写に、私自身がずいぶん救われた。
- 動物ものだと思って開いたら、失意から立ち直るまでを描いた人間ドラマとしての手ごたえが想像より大きかった。ぶさかわな猫と品のある紳士、この取り合わせだから響くのだと思う。
悪い感想・レビュー
- 最初は好きだったのに、だんだん猫の気持ちが人間に都合よく訳されているようにしか見えなくなった。大好きだにゃ、と書かれるたび私はうーんと止まってしまう。
- 自虐や哀愁を置いたあとに無条件のやさしさを持ってくる型がはっきり見えてしまう。人の言葉がわかる猫が都合の悪いところだけわからない設定も、腑に落ちなかった。
- 展開が簡単に読めて意外性がない分、私にはどうにもつまらなく感じた。泣けるという感想が並ぶのを見るたび、ひねくれている自分の方がずれているのかと落ち込む。
- 紳士と猫だけの世界が良かったのに、周りの人が増えるほど話の芯がぼやけていく気がする。猫が最初の変わった味を失い、ただのかわいいペットになったのが残念だ。
- ふたりとも良い人、良い猫になりすぎて、初めのころのとげとげした対比が消えた。話の運びも似た型の繰り返しに寄って、私は新鮮さを感じにくくなっている。
良い感想・レビュー
- ケージの中で諦めていた猫が、少しずつ甘え方を覚えていく。お互いが手放せない宝物になっていくその道のりに、私は毎回泣かされます。読み終わると胸があたたかくなります。
- 余計なものが一切ない、ただまっすぐな話だ。それなのに押しつけがましくなく、構えずに素直に泣ける。心がささくれている時に読むと、ほどけていくのがわかった。
- 猫の習性や仕草の描き方が本物すぎて、猫好きの私は何度も唸った。おまけに紳士のダンディさと不器用な可愛さのギャップがずるい。読むたび肩の力が抜ける。
- 気難しそうな大人ほど、猫の前だとふっと素の顔になる。親との間にわだかまりを抱えた人が猫に触れて心をほどいていく描写に、私自身がずいぶん救われた。
- 動物ものだと思って開いたら、失意から立ち直るまでを描いた人間ドラマとしての手ごたえが想像より大きかった。ぶさかわな猫と品のある紳士、この取り合わせだから響くのだと思う。
悪い感想・レビュー
- 最初は好きだったのに、だんだん猫の気持ちが人間に都合よく訳されているようにしか見えなくなった。大好きだにゃ、と書かれるたび私はうーんと止まってしまう。
- 自虐や哀愁を置いたあとに無条件のやさしさを持ってくる型がはっきり見えてしまう。人の言葉がわかる猫が都合の悪いところだけわからない設定も、腑に落ちなかった。
- 展開が簡単に読めて意外性がない分、私にはどうにもつまらなく感じた。泣けるという感想が並ぶのを見るたび、ひねくれている自分の方がずれているのかと落ち込む。
- 紳士と猫だけの世界が良かったのに、周りの人が増えるほど話の芯がぼやけていく気がする。猫が最初の変わった味を失い、ただのかわいいペットになったのが残念だ。
- ふたりとも良い人、良い猫になりすぎて、初めのころのとげとげした対比が消えた。話の運びも似た型の繰り返しに寄って、私は新鮮さを感じにくくなっている。










