# BLACK BIRD

## 基本情報

- 著者: 桜小路かのこ
- 連載: ベツコミ
- ジャンル: 少女漫画、ファンタジー漫画、恋愛漫画
- 評価: 8.9/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月22日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/147f4ef2-552b-44cc-b4b3-9af857ac1f7e

## あらすじ

幼い頃から妖が見えてしまう女子高生・実沙緒は、昔自分を守ってくれた初恋の少年との再会を待ち続けていた。十六の誕生日の前日、現れた彼は黒い翼を持つ天狗一族の若き当主だった。実沙緒は妖に長寿と繁栄をもたらす「仙果の娘」であり、その日から日本中の妖に命と操を狙われる身になる。一族のためではなく、ただ好きだから守ると誓う当主。追われ、傷つきながらも寄り添う二人の前に、追放されたはずの兄が甦り、妖の世界を巻き込む戦が始まる。着物をまとった男たちの美しい絵に、笑いも下ネタも挟まる。守る愛、尽くす愛、ねじれた執着。その先で待っていたのは、母が命を落とすと記された古文書の結末。それでも離さないと決めた男の、命懸けの溺愛！

## この漫画を読むのに向いている人

- 一族の都合ではなく、ただ好きだからと**命懸けで守り抜く男**に心をまるごと持っていかれたい人
- 着物姿の男たちが並ぶ**和風の妖ファンタジー**が好きで、線の綺麗さも込みでじっくり浸りたい人
- 甘い場面だけでは物足りず、**戦いも別れも抱えた長い恋の物語**を最後まで一気に読み切りたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 危ないと分かっていても人を信じてしまう展開が続くと、**主人公の危なっかしさ**にいらだってしまう人
- 苦しい状況が長く続く話には疲れてしまい、**軽やかに読み進められる恋の話**だけを求めている人
- **きわどい色っぽさ**が繰り返し描かれる少女漫画は苦手で、甘さ控えめの恋をゆっくり読みたい人

## 良い所

- 昔から何度も読み返している一冊。強くて頼りになるだけでなく、彼女に向ける**執着とふとした優しさ**まで刺さってくる。恋の話としてだけでなく、物語としてもよくできている。
- 当主だけでなく、脇を固める男たちまで揃って格好よかったです。とくに参謀役の落ち着いた色気が好みでした。**敵役の最期で声をあげて泣く**とは思わず、壮大な話にあっという間に引き込まれました。
- 作者買いで手に取ったのですが、**着物姿の男たちの線の綺麗さ**が目に沁みました。話もしっかり組まれていて読み応えがあり、中だるみを感じないまま最後まで一気にいけます。
- 途中まで読んだところで続きが気になって、勢いで全巻そろえてしまった。終盤は泣かされっぱなしで、涙が止まったと思うとまた泣くの繰り返し。それでいて笑える場面もあって、**こんなふうに愛されたい**と思った。
- 跡取り争いや事件でハラハラしたかと思えば、これでもかという溺愛やギャグも挟まってくる。守る愛、尽くす愛、家族への愛と、**いろんな形の愛が詰め込まれている**。読み終えたら天狗の見方まで変わっていた。

## 悪い所

- 話は面白かったのに、ヒロインが幼くて浅くて、最後まで読むのに気力がいりました。少しずつ変わってはいくものの、**子どもの命より自分たちの恋を優先している**ように見える場面が続いてがっかりでした。
- 最初は二人の恋を楽しんでいたのですが、読み込むほどに**むき出しの執着とエゴ**でお腹いっぱいになりました。関わりのない相手が二人に口を出しすぎるのも、彼女が誰にでもいい顔をするのも引っかかります。
- 一度ひどい目に遭ったのに、また相手の言葉を信じてついていってしまう。**同じ危なさに何度も足を突っ込む**のを見せられて、そろそろ学んでほしいと何度も思った。
- 長く続くこと自体は平気なのですが、苦しい時間がずっと途切れないのは**しんどさのほうが勝ってしまいます**。争いごとが並ぶ後半は、結末を見届けたい気持ちと疲れが半々でした。
- 際どいところまで行くのに最後までは見せない描き方で、そこが逆に生々しく感じます。絵はもともと好みではないのに読んでしまう自分がいて、**色っぽさの押しの強さ**は人を選ぶはずです。
