# ケンガンアシュラ

## 基本情報

- 著者: だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子
- 連載: 裏サンデー
- ジャンル: スポーツ・武道、格闘漫画、アクション
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年08月03日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/15dafe34-81fc-49d0-85a4-6c956728df05

## あらすじ

56歳、うだつの上がらない会社員の山下一夫は、街で不良を素手でねじ伏せる青年・十鬼蛇王馬と出くわす。企業が金と権利を賭け、雇った闘技者どうしを殴り合わせる裏の仕合、拳願仕合。山下は勤め先の会長に呼び出され、この青年の雇い主に据えられてしまう。やがて舞台は絶海の孤島へ。次期会長の座を懸けて、日本経済を握る大企業が選び抜いた三十二人が集まるトーナメントが幕を開ける。暗殺拳、プロレス、空手、常識の外にいる怪物たち。命を削る奥義を抜き、体が壊れかけても王馬は前へ出る。誰が勝つのかまるで読めないまま、最後の一撃まで振り回される。骨と筋肉のきしみまで聞こえてきそうな、殴り合いの純度！

## この漫画を読むのに向いている人

- 因縁や過去の掘り下げより、**骨と筋肉がぶつかる瞬間の描き込み**そのものを浴びていたい人
- 金と企業の思惑がからむ**大人向けの代理戦争もの**として、格闘漫画に骨太な駆け引きを求める人
- 絶対王者があっさり沈むような、**勝敗の読めないトーナメント**に毎回ひっくり返されたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 実在の格闘技に近いリアリティを求めていて、**人間離れした技や能力**が出ると冷めてしまう人
- 登場人物がどんどん増える群像劇が苦手で、名前と所属先を**覚えること自体が負担になる**人
- 試合だけをテンポよく追いたくて、**場外の陰謀や組織のもめごと**が挟まると退屈に感じる人

## 良い所

- 骨や筋肉の動きまで伝わってくる描き込みに参った。技が繰り出される瞬間の**うねるような躍動感**があって、絵の勢いだけで殴られた気分になる。ほかの格闘漫画ではなかなか味わえない。
- 企業が金と権利を賭けて闘技者を雇うという**代理戦争の設定**が新しい。選手ひとりひとりに背負うものがあって、主役の出ない試合でもどっちが勝つのか読めず、最後まで目が離せなかった。
- 絶対王者だと持ち上げられた男があっさり沈み、まさかと思う相手が決勝まで上がってくる。誰が勝つのかまるで読めない**ジャイアントキリングの連続**に、毎試合ひっくり返されている。
- 冴えない56歳の会社員と若い闘技者、この二人の**噛み合わないバディ感**がいい。殴り合いの裏で会社の思惑や泥くさい駆け引きも回っていて、大人が読んでもしっかり入り込めました。
- 絵の癖で食わず嫌いをしていたが、読まずにいた時間がもったいない。人を殺さない一線を守ったまま満身創痍で立ち続ける主人公に、いま**まるごと持っていかれている**。

## 悪い所

- 髪を自在に操る技が出てきたときは正直ついていけなかった。**行きすぎたトンデモ設定**のキャラが続くと、格闘技らしさを期待していた分だけ気持ちが冷めてしまう。
- 登場人物が多すぎて、顔と名前と所属企業がなかなか一致しない。技の解説テキストも長くて、殴り合いの**流れが途中でぶつ切りになる**のがもどかしいところ。
- 試合の合間に裏社会のもめごとや陰謀が長く挟まる。純粋に殴り合いだけ見たい自分には、この**場外のごたごた**が邪魔で、話が散らかって見えて退屈だった。
- 無敵の絶対王者として散々持ち上げられた男が、一撃であっけなく沈む。盛り上げた分だけ**落差が乱暴**で、準決勝あたりはやっつけ仕事のように見えてしまいます。
- 勝敗の意外さと納得のいく決着、その両方がそろう試合は少ない。よその格闘漫画で見た設定やキャラの型がほぼそのまま出てきて、**焼き直しに思える試合**も混じる。
