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レビュー著者: 漫画よしあし
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神さまの怨結び の感想と評価(良いところ、悪いところ)

神さまの怨結び

神さまの怨結び

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著者: 守月史貴

連載: チャンピオンRED

ジャンル: ホラーサスペンスエロティシズムダークファンタジー

評価: 8.2/10

あらすじ

いじめ、虐待、裏切り。絶望の淵で「あいつを消したい」と願う少女たちの前に現れる、人の怨みを結びて縁を切る神・蛇(くちなわ)。だが、復讐の代償として突きつけられるのは、ターゲットとの忌まわしい交わりや自らの存在消失といった、あまりに非道で残酷な「呪いの対価」だった。怨みを晴らしたはずが、さらなる地獄の底へと突き落とされる少女たちの悲鳴。守月史貴が圧倒的な筆致で描き出すのは、エロスとグロテスクが交錯する背徳的な美しさと、救いようのない絶望。復讐の果てに待ち受ける終焉を見届けろ。愛と哀しみが紡ぐ憂愁のダークファンタジー!

良い所

  • 私は蛇(くちなわ)様の、子供のような無邪気さと神としての冷酷さが同居した佇まいに完全に魅了された。怨みを晴らすごとに少女たちが壊れていく様子が、退廃的で溜息が出るほど美しいんだよね。
  • 復讐してスカッとする漫画かと思ったら大間違い。呪いの発動条件が「嫌いな相手との交わり」というあまりに倒錯した設定が、物語のドロドロした執着心を見事に引き立てていて、読んでいてゾクゾクした。
  • 使い魔のクビツリと蛇様の過去にまつわるミステリー要素が意外と重厚で、単なる一話完結の復讐劇で終わらないのが凄い。巻を追うごとに世界の謎が解けていく展開に、気づけば夜通し読み耽ってしまった。
  • 正直、いじめっ子に無慈悲な因果応報が下る描写は見ていてゾッとするけど、守月先生の美麗な絵柄のおかげで、どこか宗教画のような神々しさすら感じてしまう。この絵と内容のギャップがマジで癖になる。
  • 怨みを晴らした直後に「自らの存在を捧げる」といった重すぎる代償で人生が詰むバッドエンドの連続。救いがなさすぎて心がバキバキに折れるんだけど、その絶望の描き方が丁寧だからこそ、読むのを止められない。

悪い所

  • 俺にはいじめや性的虐待を背景にした生々しい負の描写がキツすぎて、正直メンタルがゴリゴリに削られた。エンタメとして楽しむにはあまりに救いがないし、読んでいて気分が沈んでしまうのが辛いところ。
  • 呪いの代償として求められる行為がかなり特殊で過激なため、人を選ぶ作品だと思う。私は少し生理的な拒否反応が出てしまったし、エロとグロのバランスが人によっては不快に感じるかもしれないのが難点。
  • どのエピソードも「誰も幸せになれない」という閉塞感が強すぎて、読んでいて息が詰まる。たまには少しだけでも報われるような、希望が見える展開があっても良かったんじゃないかな、とファンとして寂しく思う。
  • 初期の復讐メインのノリから、後半の神々の戦いのような大掛かりな話へのシフトに少し戸惑った。個人的には、もっと狭いコミュニティでのドロドロした怨みつらみをじっくり描いてほしかったというのが本音だ。
  • 蛇様の行動が気まぐれすぎて、振り回される少女たちの末路が悲惨すぎて見ていられなかった。神の理不尽さを描いているのは分かるけど、報われない話ばかりが続くので、一気に読むと虚脱感が半端じゃない。

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