# ザ・ワールド・イズ・マイン

## 基本情報

- 著者: 新井英樹
- 連載: 週刊ヤングサンデー
- ジャンル: 青年漫画、ヒューマンドラマ、バイオレンス、パニック、サスペンス
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/1ae29bee-3c76-4ff9-95ad-c4b6771fa9f4

## あらすじ

理由もなく暴れる男・モンと、爆弾づくりの腕を持つ気弱な青年・トシ。出会ったふたりは消火器型の爆弾を手に、東京から北へ向かう無差別テロの旅を始める。同じころ、津軽海峡をこえて巨大な獣『ヒグマドン』が東北に上陸し、町を踏みつぶしながら南へ進む。北へ進むふたりと南へ下る怪物、ふたつの暴力が東北でぶつかり、警察もメディアも総理大臣も巻きこんで日本じゅうが揺れる。逃避行に巻きこまれた女性、雪山で獣を追うマタギまで加わり、話はとめどなくふくらんでいく。踏みつぶされる名もない人にまで暮らしと顔があり、読むほどに善と悪の境界がにじむ。命とは何かを読む者の喉元に突きつける、新井英樹の黙示録！

## この漫画を読むのに向いている人

- **理由なき暴力と巨大な怪物**が日本を揺らす、とてつもなく大きな物語にどっぷり浸りたい人
- **命の重さや善悪とは何か**という重い問いを、読み終えたあとも自分の頭でじっくり考え続けたい人
- **脇役や名もない人まで生々しく描き込まれた**、密度の濃い群像劇を一コマずつ読み解きながら味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **人の命が理不尽に奪われる展開**や過激な暴力・性の描写を読むと、どうしてもつらく感じる人
- **心が弱っているときに読むと引きずってしまう**重さがあるので、今は軽い作品で気持ちを休めたい人
- **読み解くのに手間がかかる絵と台詞**が苦手で、テンポよくすっきり話を追える漫画が好きな人

## 良い所

- 怪獣に踏まれる犠牲者にまで、ひとりずつ人生が描かれています。**モブを置かずに世界を組み立てる徹底ぶり**に圧倒されました。どの人も人間臭いのにいとおしく、聖書の黙示録だけを引き延ばしたような作品です。
- 大嫌いだった人がそうでもなくなり、いい奴だと思った人がとんでもないものに見えてくる。**人物の見え方がひっくり返る**のが不思議だ。小狡い総理の、想像力の欠如は罪だという思想は何にでも通じる気がする。
- 表紙の迫力に負けない、濃くて尖った漫画です。**キャラの立った会話劇と暮らしや自然の生々しさ**で、世界がすぐそこにあるように感じます。暴力の多さで人を選ぶものの、ほかにない一作です。
- 背景や道具の描き込みがやたらリアル。それ以上に、**人物の喜怒哀楽をこれでもかと大げさに描く**ので、暑苦しいわとげんなりしつつも力ずくで読まされる。その技量がすごい。
- **些細な一コマにまで伝えたい何かが詰まっている**。登場する全員が怖いほど人格を持っていて、読むだけで疲れる。嫌な気持ちに耐えて読み進めた先で、何を感じるか試されるような作品。

## 悪い所

- 警察署を占拠するあたりまでは先が気になって仕方なかったのに、**中盤から展開がもたついて読む気が失せた**。脇役の話もつまらなく、哲学めいた結末と俗っぽい暴力がかみ合っていない。
- ずっしり重く、映画を一本観たように疲れる。**過激な暴力と過剰な描き込み**は好き嫌いが分かれそう。友人の親子まで巻きこまれる章がいちばんきつく、巨大な熊が何なのかも最後までよくわからなかった。
- 絵が下手なわけではない。ただ、**次の瞬間に何が起きたのかつかみにくいコマ**が多く、じっくり見ても「ん、どうなってるんだ」と首をかしげることがたびたびある。
- 人の命が理不尽に奪われる展開が続くので、神経を逆なでされる話が苦手なら避けたほうがいいです。**無遠慮に読者へ切り込んでくる作風**で、読むと心がすり減ります。
- とにかく読みにくい！**台詞も描写も遠回しで、意味がすっと入ってこない**。読み始めはとくに難しく、何度もページを戻らないと台詞の真意も場の状況も飲みこめない。
