# トッキュー！！

## 基本情報

- 著者: 小森陽一、久保ミツロウ
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、ヒューマンドラマ、海難救助・レスキュー、職業・お仕事
- 評価: 8.5/10
- 最終更新日: 2026年10月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/1bd19275-9811-4794-86ee-c6a6ea332a23

## あらすじ

幼い頃に海で漁師の父を亡くした神林兵悟。佐世保で新米潜水士として働く彼は、ある海難現場で特殊救難隊、通称トッキューの隊長・真田甚が見せた救助に心をつかまれる。ライバルの元消防士・石井盤とともに候補生の「ヒヨコ隊」へ入り、鬼教官・嶋本のしごきや100km行軍をくぐり抜けて、ついに正式な隊員へ。けれど待っていたのは荒れた海への出動、ダム崩壊の危機、そして救助のたびに迫る死の怖さだった。一度は辞めることまで考えた兵悟は、大地震に見舞われたインドネシアの被災地で、自分の原点を取り戻していく。笑いあり涙ありの展開の中で、まっすぐな新人が一人前の救難士へと育っていく、命がけの海難レスキュー！

## この漫画を読むのに向いている人

- 取材に裏打ちされた**命がけの海難救助の臨場感**を味わい、海上保安庁の仕事にも詳しくなりたい人
- 体育会系のしごきや挫折を越えて、まっすぐな新人が一人前になる**熱血の成長物語**が好きな人
- シリアスな救助の合間に入る**ゆるいギャグとの落差**を楽しみ、男くさい群像劇でお気に入りを探したい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 同じ原作者による海保ものを先に読み込んでいて、**似た設定のくり返し**が気になりそうな人
- 仲間まで危険に巻き込んで突っ走る**無茶なスタンドプレー**に、感動より苛立ちが先に立つ人
- 隊員が次々に現れる**登場人物の多い群像劇**が苦手で、少数のキャラをじっくり追いたい人

## 良い所

- 『海猿』が陰ならこちらは陽という印象です。『モテキ』の久保ミツロウによる絵はデッサンがしっかりしていてきれいですし、**誇りを持って体を張る潜水士のリアル**まで伝わってきます。
- 主人公のキラキラした目は好みが分かれそうですが、仕事としてのリアルさが随所に出ていて面白いです。トッキューやキュッキューの呼び名も、**海のもしもは118番**ということも、この漫画で知りました。
- 体育会系の漢だらけ万歳！と言いたくなる海上レスキューに挑む青年の成長物。ストイックな隊長、プリティーな鬼軍曹、優しいお兄ちゃんや無口な道産子と、**素敵な男たちが満載**。展開も飽きさせないのがうれしい。
- 海難事故はハラハラするように描かれていますが、**人は死なずにちゃんと助けきる**ので安心です。少年誌とは思えないほど重厚で、細部は完全に大人の仕事マンガ。合間のヒロインとのデート回にはほっこりしました。
- 笑顔の練習をする鬼軍曹を主人公がうっかり見てしまう場面には、腹筋が割れるほど笑わされた。**微妙なギャグがビシバシツボに入る**し、シリアスな場面とのギャップがどうにもたまらない。

## 悪い所

- 『海猿』が大好きなので、**同じ海保ものとして二番煎じ感は否めない**。主人公がやたら熱い、肉親が海で行方不明、車が水没して救助など、設定が似た部分が多く「あっ、ここも同じ」と突っ込んでしまう。
- 人命救助のためとはいえ、**ルールを破って仲間まで危険に巻き込む場面**が多すぎて、感動より苛立ちが上回ります。上司にダメ出しされたことを毎回くり返す姿には、またかよコイツと思ってしまいました。
- 海猿というより『め組の大吾』に似ている。**登場人物が多くてごちゃごちゃしている**わりに、惹かれる人物がいない。自然な勢いもなく、いろいろ考えて作り込み過ぎたのだろうか。
- 主人公の巻き込み方は清々しいけれど、伝説の隊長のほうはどうもうっとうしい。**隊長ばかりをすごいと持ち上げる演出**が何度も入り、またSUGEEEタイムかとサラッと流せなかった。
- トッキューになりたての頃までは、仲間と切磋琢磨する姿が面白かったです。ただ、**終盤は少し失速した感じ**がありました。きれいに終わったのは良かったですけどね。
