# 猫ピッチャー

## 基本情報

- 著者: そにしけんじ
- 連載: 読売新聞日曜版
- ジャンル: 動物、スポーツ・野球、ギャグ・コメディ
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月05日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/1d52c5ed-192b-461a-9a33-c22460bd0e3d

## あらすじ

プロ野球の世界に、まさかの猫が入団した。白い子猫のミー太郎、背番号は222。最速百五十キロの直球を投げ込む本格派……のはずが、マウンドではうとうと居眠りし、バットで爪を研ぎ、雨が降れば濡れるのは嫌だと降板を訴える。それでも打者のバットは出ない。投げたあと自分がくるりと回る魔球が可愛すぎて、誰も振れないのだ。捕手も監督も、この猫に大真面目に付き合う。読売新聞の日曜版で長く続いてきたフルカラー作品。合間には野球用語のひとこと解説まで入る。猫を知らなくても、野球を知らなくても平気。笑って、和んで、いつのまにか球場に行きたくなる二十三コマ！

## この漫画を読むのに向いている人

- マウンドでも家でも変わらない**猫の身勝手な仕草**を、眺めているだけで機嫌がよくなる人
- 野球のルールがあやふやでも、**用語のひとこと解説つきで読める**気楽さをありがたく思う人
- 重い展開のない**一話完結のゆるい笑い**を、疲れがたまった休みの朝にゆっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 伏線が張られて回収される快感や、**長い成長物語の手ごたえ**を漫画にいちばん求めたい人
- 勝敗の行方にひりつくような熱血スポーツ物を想像していて、**笑いと和みが優先される空気感**に戸惑う人
- 毎回ちがう驚きや新しさがほしくて、**同じ調子が長く続く安定感**を退屈だと感じてしまう人

## 良い所

- ストレートを投げたあと、投げた本人がくるりと回る魔球が出てきます。回るミー太郎が可愛すぎて打てない、という**可愛さがそのまま決め球になる理屈**がおかしくて、声に出して笑いました。
- ベンチで選手の膝に丸まって体力を回復するあたり、やっていることは完全に猫のままだ。それを怒りもせず受け止める捕手との**ちぐはぐなのに噛み合うバッテリー**がいい。あの相棒あってのエースだと思う。
- 私が好きなのは、猫好きの打者が可愛さに参って打てなくなる場面だ。犬好きの打者にはあっさり弾き返されるのもいい。**好き嫌いがそのまま打率に出る勝負**がばかばかしくて笑える。
- 野球のルールをほとんど知らないまま読み始めましたが、合間に入る用語のひとこと解説のおかげでちゃんと追えました。詳しい人は**実在の球団をもじった小ネタ**にも気づけるはずです。
- マウンドで眠くなり、バットで爪を研ぎ、試合中でもおかまいなし。**猫の勝手さがそのまま持ち味になっている**のがたまらない。僕のような猫好きには、この一コマ一コマがごちそうだ。

## 悪い所

- 私が惜しいと感じたのは、どこかお行儀がよすぎるところだ。新聞に載る以上しかたないとはいえ、**毒を抜いたぶんの物足りなさ**が最後まで残った。作者の過去作を知る人ほど、そう感じるはずだ。
- 猫と野球の取り合わせは面白い。ただ題材がプロ野球なので、**おじさん向けの雰囲気**がどうしても漂う。僕のように野球談議が苦手だと、その空気に乗り切れない回も出てくる。
- ミー太郎の相手として出てくる青いユニフォームのチームが、どう見てもあの球団だ。負け役ばかり任されるので、**贔屓の球団をからかわれている感じ**が引っかかって素直に笑えない。
- オールカラーで読みやすいのはありがたいのですが、その分だけ値段が高めに感じます。**一冊に入る話数に対する割高感**を思うと、全巻を揃えるには少し覚悟がいります。
- 一話完結なので、伏線が回収される快感や長い成長の物語は期待しないほうがいい。**いつもの調子が延々と続く安定感**は、飽きる人は飽きてしまうはずだ。野球ネタが濃い回はついていけなかった。
