# 賭博黙示録カイジ

## 基本情報

- 著者: 福本伸行
- 連載: 週刊ヤングマガジン
- ジャンル: 青年漫画、ギャンブル漫画
- 評価: 9.4/10
- 最終更新日: 2026年06月14日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/20b7c1f5-2257-4ba1-a1bd-6627f9197403

## あらすじ

上京後の自堕落な暮らしに沈んでいた伊藤開司は、金融業者の遠藤から、かつて保証人になっていた他人の借金をそっくり背負わされる。返済の当てもないまま、開司は遠藤に誘われるがままギャンブル船エスポワールへ乗り込む。待っていたのは『限定ジャンケン』という心理戦。仲間を信じては裏切られ、一度は地獄のような別室へ送られるが、奇策によって生き延びる。だが借金は減るどころか膨れ上がるばかり。続いて挑むのは超高層ビルを結ぶ『鉄骨渡り』、そして帝愛幹部・利根川との『Eカード』。耳を、指を、命までも賭けて、開司は理不尽な大人たちへ牙をむく。地の底からの這い上がりを賭けた、極限の心理戦！

## 良い所

- 完璧な主人公ではないところが刺さります。弱さや迷いを抱えたまま、極限まで追い詰められた場面でだけ**異常な頭のキレ**を見せる開司の姿に、何度も驚かされました。
- 誰もが知るジャンケンをカードに置き換えただけなのに、**ここまで高度な心理戦**になるのかと唸りました。シンプルな土台でこれだけ読ませる手腕に脱帽です。
- ゲームそのものより、**登場人物の内面描写や人生訓めいたあれこれ**のほうが面白い。むしろそっちがメインだと感じるくらい、語りの厚みに引き込まれました。
- 上質なミステリを読んだ感覚でした。ルールも解法も明快なのに、ちゃんと盲点を突いてくる。最後に**「やられた！」と思える**コンゲームに仕上がっています。
- 主人公側が絶対の正義でもなく、敵が間違っているわけでもない。**白黒の付け難さ**が福本作品の味で、利根川の演説も本質を突いていて読む価値があります。

## 悪い所

- 残酷なシーンがとにかく多い。悪役にサディスト気質が揃っているせいで、**多種多様な拷問**を延々と見せられる場面があり、人を選ぶ作風だと感じました。
- 面白いのは認めます。ただ**ジャンケンの章があまりに長い**せいで展開が遅く、うっかり挫折しかけました。先が気になるのに足踏みする感覚がもどかしいです。
- 同じような台詞を使い回しているように見えて、**話が全然進んでいかない**。もっと整理すれば半分以下の分量で読ませられるはずで、次第に飽きてきました。
- 第二章から急につまらなくなると感じました。一章を支えていた複数人での駆け引きが消えて、**ギャンブルの内容も単純化**してしまい、緊張感が薄れたのが残念です。
- 押せ押せと叫ぶだけのコマに何ページも使い、妙な例え話ばかり増えていく。正直、**連載に間に合わせるためのページ稼ぎ**にしか見えない部分が多いです。
