# 怜-Toki-

## 基本情報

- 著者: 小林立、めきめき
- 連載: 月刊ビッグガンガン
- ジャンル: 青年漫画、麻雀、百合、学園
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年10月07日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/21b257da-d2ea-4eae-ba03-72c41e818b49

## あらすじ

体が弱く、引っ込み思案な小学5年生の園城寺怜。新しいクラスになじめずにいた彼女へ、だれからも好かれる人気者の清水谷竜華が声をかける。竜華と本当の友達になりたくて牌を握った怜は、卓を囲む楽しさと勝負の厳しさを少しずつ知っていく。やがて江口セーラや船久保浩子、二条泉ら、のちの千里山の仲間が次々と集まり、アウトローな麻雀集団との因縁にも巻き込まれる。中学の麻雀部で挑む公式戦では、相手の心を折る強敵が立ちはだかり、怜を守ろうと焦る竜華と、並んで立ちたい怜の想いがすれ違う。ふたりが卓でぶつけ合う本音と、怜の中に眠る「一巡先を見る力」の正体。のちの名コンビが絆を結ぶまでを追う、少女たちの麻雀青春譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- **正反対のふたりが少しずつ距離を縮める**、女の子同士の友情や百合の空気をじっくり味わいたい人
- ルールに詳しくなくても、**かわいい絵柄で描かれた少女たちが真剣に卓を囲む**麻雀漫画を楽しみたい人
- 人気シリーズの**おなじみのキャラクターが出会う前の物語**を知って、本編をもっと楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 牌の並びや点数計算の正確さにこだわり、**本格的な闘牌の駆け引き**を何より求める人
- **テンポよく大会を勝ち進む展開**を期待していて、脇役のエピソードが続くと退屈に感じる人
- 女の子同士の**濃密な関係性の描写**には興味が薄く、硬派で骨太な勝負のドラマを読みたい人

## 良い所

- 本編でも語られなかった**能力の正体**が明かされます。一巡先を見る力は、見通す先が遠いほど体への負担が増えるという説明に驚きました。中学では一度きりという制限も、高校での使い方と矛盾せず納得です。
- ふたりの主人公が**一騎打ちでぶつかる裸単騎勝負**は、バトル漫画さながらの激しい演出でとにかくかっこよかった！忠告を守り、未来視を使わないまま相手より先にあがって勝負を決めます。
- 集団の崩壊で大切なものを失ったセーラは、怜や竜華との**絆が深まっても悔いを抱えたまま**だ。そこへ情報をちらつかせて彼女を卓に誘う浩子が現れ、集まった顔ぶれも含めて状況が動き出しそうなのが面白い。
- 麻雀部に入って府大会へ挑む展開になり、先輩も怜もしっかり青春している。のびのびと打つ怜はやっぱりかわいいし、**ヒロインとしての存在感もちゃんと際立っている**。
- ふたりの誤解がとけてほっとしました。無邪気な怜に対し、竜華が彼女を**心から大切に思う気持ち**が伝わってきて尊いです。一巡先が見える子が「未来は何もきまってへん」と言う場面には、つい笑ってしまいました。

## 悪い所

- タンヤオが成立しない手なのに和了役として扱われているなど、**牌姿とセリフが食い違う明らかなミス**があります。打っているのが小学生なのを差し引いても、闘牌の間違いは多い気がします。
- 清一色であがった場面も、実はよい牌を捨てていて、入れ替えればもっと高い手になっていた。覚えたての小学生とはいえ、**麻雀の描写にはあまり期待しないほうがいい**。絵はかわいいので百合目当てなら別だ。
- 竜華が怜に強く寄り添うのは本編どおりでいい。ただ、**惹かれていく過程の盛り上がりが弱い**せいで、いまの展開にも緊迫感がない。肝心の核が弱いまま、話だけが外へ広がっている印象を受けた。
- 強敵の少女の回想で、以前さらっと出ただけの友人のために大会へ挑んだと急に言われても、**話の筋がまるでつながらない**。誰に焦点を当てたいのかわからず、読み物として大丈夫かと心配になる。
- 部活に入ってからは先輩や他校の子が増えて、にぎやかで楽しい反面、**話の進みがあまりに遅い**です。このペースだと先が長そうですし、序盤に仲良くしていた友達の姿がすっかり消えているのも寂しいところ。
