# 死人の声をきくがよい

## 基本情報

- 著者: ひよどり祥子
- 連載: チャンピオンRED
- ジャンル: オカルト、コメディ、ホラー
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年08月05日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/226b2000-313f-4b69-8c54-5772a9f3fe2c

## あらすじ

生まれつき霊が見えるせいで、ろくな目に遭ってこなかった高校生の岸田純。ある日、行方知れずだった幼馴染の少女の霊に導かれ、彼女の亡骸を見つけてしまう。それきり彼女は何も言わないまま彼のそばに現れ、迫る危険を手ぶりで知らせ続ける。オカルト研究会の面々を巻き込みながら、幽霊、都市伝説、猟奇殺人、宇宙人、カルト宗教と、理屈の通らない怪事件が次々に押し寄せる。血まみれの惨たらしさと、思わず笑ってしまうずれた可笑しさが同じページに並ぶ。可愛らしい絵柄のまま人があっさり死んでいく落差。やがて世界を呑み込むほどの災いが迫り、少年は彼女との別れに向き合うことになる。じっとり湿った空気の中で結ばれた、言葉のない絆！

## この漫画を読むのに向いている人

- 血まみれの怪奇と、思わず吹き出す可笑しさが**ひとつの画面で入り混じる読み心地**を面白がれる人
- 湿った空気の**昔ながらの怪奇漫画**の味わいが好きで、暗く薄汚れた画面にじっと浸りたい人
- 一話完結で理屈の通らない怪異が次々に現れる、**理不尽さごと楽しむ短編ホラー**を探している人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 内臓が飛び散るような**強めのむごい描写**が苦手で、読んでいて気分が悪くなってしまう人
- **すっきりした結末**を求めていて、決着のつかないまま終わる話に置いていかれた気分になる人
- **張り詰めた怖さ**だけをじっくり味わいたくて、笑いの混ざるホラーだと調子が狂ってしまう人

## 良い所

- じっとり湿った絵の色気と、ホラーのはずなのにクスッと笑えてしまう**ずれた可笑しさ**が好みにぴったり。おどろおどろしい画面なのに、するする読めてしまうのが不思議でならない。
- 絵柄は一見すると不気味なのに、読み進めると**可愛さとむごさの落差**にやられます。ホラー漫画のはずが半分はギャグとして楽しめて、作者の斜め上な笑いの感性に何度も吹き出しました。
- **言葉を発しない相棒**という思いつきがうまい。やり取りが一方通行だからこそ怖さが削がれず、その分まわりの濃い面々が笑いを引き受けている。この役割分担には唸らされた。
- 少しレトロで薄暗い**絵の湿り気**がたまらない。怖い話を読んでいるはずなのに、どこか切ない気分になる。昔ながらの怪奇漫画に近い味つけを感じて、すっかり引き込まれてしまう。
- 血は噴き出るし死体も転がるのに、出てくる少年少女がどこか可愛らしくて憎めません。**怖さと笑いのさじ加減**がちょうどよく、ホラーを避けてきた私でも最後まで付き合えました。

## 悪い所

- 終盤の畳み方が急で、追いかけていた因縁にも決着がつかないまま幕が下りた。あと数話あれば綺麗に収まったはずで、**尻すぼみな終わり方**には不完全燃焼の気分が残る。
- 脳や腸が飛び散る場面が毎回のように入ります。**むごたらしい描写への耐性**がないとかなりきついはずです。可愛い絵との落差に驚いて、私も一度は本を閉じて距離を置きました。
- 一話完結であっさり進むぶん、深いいわれや謎解きを期待すると物足りない。落ちているのか分からない話もあって、**投げやりに見える幕切れ**に何じゃそりゃとつぶやいた回もある。
- 事件がやりっぱなしのまま終わることが多く、**救いのない後味**が積み重なると読んでいて疲れてくる。怖いもの見たさで手に取った私でも、途中で一息つきたくなった。
- 進むにつれてギャグの色が濃くなるので、純粋な怖さを求めて買うと肩透かしを食らうかもしれません。**方向性の揺れ**に戸惑い、私は途中で読み方を切り替えました。
