レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
魔法少女サイト の感想と評価(良いところ、悪いところ)
魔法少女サイト
著者: 佐藤健太郎
連載: 週刊少年チャンピオン
ジャンル: ダーク・ファンタジー/魔法少女/サスペンス
評価: 7.2/10
あらすじ
学校ではいじめ、家では兄からの暴力。どこにも居場所がなく、死にたいとつぶやく毎日を送る女子中学生。ある日、部屋のパソコンに突然つながった謎の「魔法少女サイト」が、彼女に銃の形をしたステッキを差し出す。それは使うたびに自分の寿命を削る、あまりに残酷な力だった。迫りくる世界の破滅、少女たちを狙う冷たい管理人、そして仲間との出会いと別れ。たった一人で全てを背負おうとする少女が、同じ痛みを抱えた仲間と少しずつ心を寄せ合っていく。可愛い絵柄からは想像もつかない痛みと血にまみれた戦いの果てに、彼女は誰かを救うために何を差し出すのか。絶望を積み重ねた先で待つ、思いがけない結末!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 可愛い絵柄からは想像できないゴリゴリのダーク路線の戦闘に、厨二心をくすぐられたい人
- どん底からの逆転で迎える大団円を最後までじっくり見届けて、心を大きく揺さぶられたい人
- 見事な伏線回収と終盤に一気に効いてくる仕掛けを、腰を据えてじっくり味わい尽くしたい人
向いていない人
- 陰湿ないじめや家庭内での暴力といった、痛ましい描写が延々と続く展開を読むのがつらい人
- 血の混じった生々しく重い場面がくり返し出てくるので、明るく前向きな物語を探している人
- 悪をはっきり否定してくれる存在が乏しく、まっすぐ共感できる主人公に寄り添って読みたい人
良い感想・レビュー
- 可愛らしい絵柄なのに中身はかなりグロくて、最初のいじめ描写は正直しんどかった。それでも主人公が同級生と動き出す頃には目が離せなくなり、仲間をかばう姿に絵柄とのギャップごと引き込まれた。
- 途中は展開が絡み合ってやや拍子抜けする所もあったけれど、読み終えたときの後味はかなり良かった。いじめの場面はきついが、投げ出さず読みきる価値のある一作だと思う。
- かわいい魔法少女ものかと思いきや、戦闘は人がどんどん死ぬゴリゴリの少年漫画路線。ステッキの形や能力がいちいちかっこよくて、厨二心を撃ち抜かれる感覚がたまらない。
- 読み始めた頃はこんな大団円を迎えるなんて思ってもみなかった。全員が救われる結末に大きく心が動いて、絶望の先の幸福を選んでくれたこの物語がとても好きだ。
- 伏線の回収が見事で鳥肌が立った。仲間の死がショックだっただけに、終盤の展開は胸が熱くなる。覚醒したあとの主人公の姿は切ないのに、どこか美しさすら宿る結末に震えた。
悪い感想・レビュー
- いじめの描写がとにかく陰湿で、序盤は読んでいて精神が削られた。話の続きは気になるのに、人を選ぶ痛ましさがあって、誰にでも気軽に勧められる作品ではないと感じる。
- 明るい場面がほとんどなくて、目を背けたくなる出来事が次から次に押し寄せてくる。負の感情ばかりを味わわされるので、気持ちが重くなる読み心地を受け止めるには覚悟がいると思う。
- ヒロインが家でも学校でも痛めつけられ続けるので、血の混じった場面も多い。設定は斬新でおもしろいのに、閲覧注意級の生々しさがあって、人によっては最後まで読み通すのがつらいだろう。
- 言葉のわりに仲間を大事にしている感じが薄くて、主人公のことが段々微妙に思えてきた。先が読めない所は嫌いじゃないけれど、共感しづらい主人公像に少し戸惑った。
- 登場人物が増えて人間関係が複雑に絡み合い、前に出ていた子たちの行方が気になったまま話が進む。新しく現れる子の狙いも読みきれず、追いきれなくなる情報量に置いていかれる感覚があった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
可愛らしい絵柄なのに中身はかなりグロくて、最初のいじめ描写は正直しんどかった。それでも主人公が同級生と動き出す頃には目が離せなくなり、仲間をかばう姿に絵柄とのギャップごと引き込まれた。
いじめの描写がとにかく陰湿で、序盤は読んでいて精神が削られた。話の続きは気になるのに、人を選ぶ痛ましさがあって、誰にでも気軽に勧められる作品ではないと感じる。
途中は展開が絡み合ってやや拍子抜けする所もあったけれど、読み終えたときの後味はかなり良かった。いじめの場面はきついが、投げ出さず読みきる価値のある一作だと思う。
明るい場面がほとんどなくて、目を背けたくなる出来事が次から次に押し寄せてくる。負の感情ばかりを味わわされるので、気持ちが重くなる読み心地を受け止めるには覚悟がいると思う。
かわいい魔法少女ものかと思いきや、戦闘は人がどんどん死ぬゴリゴリの少年漫画路線。ステッキの形や能力がいちいちかっこよくて、厨二心を撃ち抜かれる感覚がたまらない。
ヒロインが家でも学校でも痛めつけられ続けるので、血の混じった場面も多い。設定は斬新でおもしろいのに、閲覧注意級の生々しさがあって、人によっては最後まで読み通すのがつらいだろう。
読み始めた頃はこんな大団円を迎えるなんて思ってもみなかった。全員が救われる結末に大きく心が動いて、絶望の先の幸福を選んでくれたこの物語がとても好きだ。
言葉のわりに仲間を大事にしている感じが薄くて、主人公のことが段々微妙に思えてきた。先が読めない所は嫌いじゃないけれど、共感しづらい主人公像に少し戸惑った。
伏線の回収が見事で鳥肌が立った。仲間の死がショックだっただけに、終盤の展開は胸が熱くなる。覚醒したあとの主人公の姿は切ないのに、どこか美しさすら宿る結末に震えた。
登場人物が増えて人間関係が複雑に絡み合い、前に出ていた子たちの行方が気になったまま話が進む。新しく現れる子の狙いも読みきれず、追いきれなくなる情報量に置いていかれる感覚があった。
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