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インベスターZ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

インベスターZ

インベスターZ

著者: 三田紀房

連載: モーニング

ジャンル: ドラマビジネス金融学園

評価: 8.1/10

あらすじ

『インベスターZ』は、道塾学園に主席入学した財前孝史が、学園の中枢に存在する秘密組織「投資部」に選抜され、3000億円の資金運用を担うことになる過程を描く投資漫画。投資理論、企業分析、歴史的事例などを物語に組み込み、学園ドラマと金融知識を同時に展開する構成が特徴。投資部の活動を軸に、リスク管理、意思決定、資本主義の仕組みなどを段階的に提示し、投資教育的な要素を含む作品。

良い所

  • 投資の基礎概念が物語に自然に組み込まれていて、読みながら知識が整理されていく感覚がありました。専門用語もストーリーの流れで理解しやすい構成でした。
  • 投資部の会議シーンが論理的で、意思決定のプロセスが明確に描かれている点が良かったです。実際の投資判断の流れを疑似体験できるような作りになっています。
  • 企業分析の回が特に面白く、実在企業を題材にした説明が視覚的で分かりやすかったです。数字の扱いも丁寧で、読み応えがありました。
  • 主人公の財前が感情に流されず、データと理屈で判断していく姿勢が一貫していて、投資漫画としての軸がぶれていないと感じました。
  • 投資の歴史や偉人のエピソードが挿入される構成が知識補強として機能しており、読み物としての情報量が豊富でした。

悪い所

  • 説明パートが長く続く場面では、物語のテンポが停滞しているように感じました。情報量が多く、読み進めるのに集中力が必要でした。
  • キャラクターの感情描写が薄く、学園ドラマとしての深みはあまり感じられませんでした。人物関係のドラマ性を期待すると物足りない部分があります。
  • 投資理論の説明が繰り返される場面があり、既に理解している内容が続くと冗長に感じました。もう少し簡潔でも良いと思いました。
  • 投資部の設定が極端で、リアリティよりもフィクションとしての誇張が強く、現実の投資と混同しないよう注意が必要だと感じました。
  • 後半になるほどテーマが広がりすぎて、投資漫画としての焦点がやや散漫になっている印象がありました。序盤の緊張感が薄れていきます。

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