# 神のみぞ知るセカイ

## 基本情報

- 著者: 若木民喜
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: ファンタジー、少年漫画、ラブコメディ
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年08月20日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/2497767a-2b80-41b6-ad03-69735474a710

## あらすじ

「リアルはクソゲー」と言い切る高校生・桂木桂馬は、ネットの世界で落とし神とあがめられるギャルゲーの達人。ある日、地獄から来た悪魔の少女と契約を結んでしまい、人の心のスキマにもぐり込んだ悪霊を追い出すため、生身の女の子を恋に落とす役目を押しつけられる。しくじれば首が飛ぶ。ゲームで鍛えた理屈と観察の目だけを頼りに、桂馬は少女たちの心へ次々と踏み込んでいく。攻略の相手が増えるほど、見下していたはずの現実が桂馬の内側を揺さぶりはじめる。笑って転がされているうちに、話はいつのまにか世界の行方まで巻き込んでいく。理想と現実のあいだで揺れる、ゲーマーの恋愛攻略譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- 恋愛シミュレーションゲームの理屈をそのまま現実にぶつける、**ひねくれた発想**の物語を楽しみたい人
- **笑いとシリアスの切り替え**が効いた長い物語を、途中で投げずに腰を据えて追いかけたい人
- 理想の世界に閉じこもりたい気持ちと、生身の人と関わるしんどさ、その**両方に覚えがある**人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 物語の色が**終盤で大きく変わる展開**が苦手で、始まりの軽い空気のまま最後まで進んでほしい人
- 伏線がきれいに畳まれないと落ち着かず、**余白を残したままの結末**には付き合いたくない人
- 女の子を落とすという枠組みそのものに構えてしまい、**ゲーム的な恋愛の扱い**が肌に合わない人

## 良い所

- ややこしいファンタジーが苦手な私でも、この設定はすっと頭に入りました。ページも読みやすくてすらすら進みます。中盤から後半の**引き込み方の速さ**にはわくわくしっぱなしでした。
- ギャグとシリアスとアクションの配分がちょうどよくて、ただの萌えハーレムでは終わらない。理想の世界に閉じこもりたい主人公なのに、生身の人と関わらずには生きられない。その**現実との距離の取り方**が刺さる。
- ゲーム感覚で女の子を落としていたはずの主人公が、少しずつ変わっていく。その**心の揺れ方**を追いかけるのが楽しかった。ヒロインもそれぞれ違う色を持っていて、誰が出てきても飽きない。
- 落とし神と呼ばれるくらいだからプレイボーイが出るのかと思ったら、まるで違いました。相手の個性を逆手に取る**攻略の理屈っぽさ**がおかしいし、ギャグのテンポもいいので何も考えず笑えます。
- とりたてて特徴のない女の子が、心のスキマを埋めてバンドを始めるくだりがよかった。**ギャルゲーへのオマージュ**が全編に効いていて、話の組み立ても細かい。長く続いた理由がわかる気がする。

## 悪い所

- 終盤の畳み方があっさりしすぎていて、私は物足りなかった。主人公らしさを思うと**最後の選択**にはどうしてもうなずけない。もっと先まで描ける作品だったと思う。
- これで終わりなのか、という気持ちだけが残りました。山場はむしろ終わりの手前にあって、締めは**駆け足の畳みかけ**でした。敵の正体もぼかされたままで、置いてけぼりを食らった気分です。
- 序盤のゲーム知識で女の子を落としていく路線が好きだったので、話が大きく動く**後半の長い寄り道**に入ってからは、正直こちらの熱が下がった。あのままの空気のまま読みたかった。
- ありがちな筋を設定と展開で超えようとしているのは伝わりますが、**超えきれていない感じ**が残ります。そもそもゲームだって人が作ったものだろう、とつっこみたくなる場面もありました。
- 回収されないまま終わった伏線がいくつもあって、もやもやします。もう少し先まで描ければ整理できたはずで、**放り出された脇筋**の多さがもったいないです。
