# 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ

## 基本情報

- 著者: 大西巷一
- 連載: 月刊アクション
- ジャンル: 青年漫画、戦争、歴史
- 評価: 8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年11月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/24989b73-6f0a-45a5-b142-47b9ca75b3f3

## あらすじ

1420年、宗教対立に揺れるボヘミア王国。異端狩りの騎士団に家族と村を奪われ、自らも深く傷つけられた12歳の少女シャールカは、フス派の英雄ヤン・ジシュカに拾われる。手渡されたのは生まれたばかりの銃「笛（ピーシュチャラ）」。少女兵部隊「天使隊」の一員となった彼女は、荷車をつないで砦にする戦法で、重い鎧の騎士たちに立ち向かっていく。やがて敵方の少年貴族ヨハンと惹かれ合い、仲間の死や裏切り、記憶を失っての流浪をくぐり抜けることになる。信じていた味方どうしが争いはじめ、戦場はさらに泥沼へ。それでも大切な人を守ろうと笛を構え続ける、ひとりの少女の祈りと銃声！

## この漫画を読むのに向いている人

- **なじみの薄い中世ヨーロッパの宗教戦争**を、巻末の解説も含めて史実ベースで学びたい人
- **人を殺すのも怖いごく普通の少女が、大切な人のために戦場で成長していく**姿を見届けたい人
- **信仰心が権力に利用されていく怖さ**まで描き切った、骨太で読み応えのある戦記ものを探している人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **序盤から続く苛烈な暴力描写や残酷な場面**が苦手で、かわいい絵柄の作品を期待している人
- **感情移入した仲間が次々と死んだり離れていったりする展開**を読むと、気持ちが沈んでしまう人
- **派閥が入り組んだ宗教対立の流れ**を追うのが苦手で、すっきり分かりやすい筋立てを求める人

## 良い所

- よくある歴史ファンタジーとは**はっきり一線を画す歴史コミック**です。日本人になじみの薄いフス戦争が舞台なので、読むだけで歴史の勉強にもなります。ヒロインをはじめ、登場人物がみんな生き生きしています。
- ジシュカが何を考えているのかまったく読めず、先がどうなるのか気になってしかたない。巻末の歴史解説もおもしろく、**銃を本格的に戦場で使ったのはフス派軍が最初**だったと知って勉強になった。
- 可憐な少女の表紙とタイトルにだまされてはいけない、史実にもとづく骨太な戦記もの。まっとうだったはずの教えのもとで信徒が過激になっていく姿に、**信仰心を権力者に利用される怖さ**を思い知らされる。
- 主人公は**人が死ぬのも殺すのも怖いごく普通の少女**で、それでも大切な人を守ろうと成長していきます。甘いと言われる行動も、子どもならこうするだろうと思えてリアルでした。
- 最初は印象が薄かったのに、巻を追うごとにハマって結局ぜんぶ読み切った。ハッピーエンドではないと予想していたけど、**終わり方がきれいでしっかり完結している**のがいい。読み応えはかなりある。

## 悪い所

- 聞いたことのない戦争で、**派閥がいくつにも分かれていく流れがつかみにくい**。序盤からかなり残酷な描写が出てきて、その後も続くので、苦手な人は気をつけたほうがいい。
- 史実がもとなので、**主人公側が最後には負けると分かっている**のがつらいです。ヒロインに気持ちを寄せるほど、仲間の死や裏切り、決別を読むのが苦しくなります。序盤の仲間が離れていく流れはとくに苦手でした。
- タイトルと絵がかわいいから読んだけど、暴力の描写がきつくて無理だった。今もこういうことが起きていると思うと気分が沈む。**天使みたいなか弱い少女が戦場に立つ**のが悲しくて、ハラハラしっぱなし。
- 同じキリストを信じる人どうしがなぜ殺し合うのか、心情的に飲み込めません。**敵方の少年がまったく内通を疑われない**のも不自然ですし、銃火器の威力も度を越しているように感じました。
- おもしろくはあるけど、絵か話のどちらかにもうひとつ足りない。テーマがいまいち見えず、方向性はわかるのに**キャラの魅力を出しきれていない**感じ。キャラと話のどちらで見せたいのかもはっきりしない。
