# ガンバ！Fly high

## 基本情報

- 著者: 森末慎二、菊田洋之
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: スポーツ漫画、少年漫画、体操漫画
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/273f03d3-d5db-4d66-b7eb-6d70ba09d1de

## あらすじ

「オリンピックで金メダルを取る」。逆上がりもできない中学一年生が、部員の足りない弱小体操部でそう言い放つ。笑われても本気で、天井を見上げては空を飛ぶ姿を思い描く主人公。ふざけてばかりだった先輩たち、部を支える同級生、世界を知る名コーチが集まり、汗と痛みだらけの日々が動き出す。都大会、全国、そして代表選考会へ。誰も跳んだことのない技を自分の手で作り上げ、世界の分厚い壁に何度もはね返されながら、それでも「楽しい体操」という一本の筋だけは手放さない。鉄棒のしなり、床のバネ、着地の一瞬に張り詰める静けさ。競技を知らなくても体が前のめりになり、気づけばテレビの中継まで見たくなる。夢を口にした少年が、ついに世界へ飛び立つまでの熱い時間！

## この漫画を読むのに向いている人

- 体操のルールをまったく知らないけれど、**素人目線のまま競技の面白さを教えてくれる話**を読んでみたい人
- 才能より積み重ねを信じたくて、**できない側から始まった主人公が世界へ届くまで**を見届けたい人
- 勝ち負けの厳しさだけでなく、**苦しい練習の先に「楽しい」が残る競技の描き方**に気持ちを持っていかれたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 本筋から離れた恋愛や人情のエピソードは物足りなく感じてしまい、**競技の場面だけを続けて読みたい**人
- 才能で一足飛びに伸びる姿には乗りきれず、**一歩ずつしか進まない努力の物語**だけを読みたい人
- **序盤の絵の粗さや導入のもたつき**で気持ちが離れてしまい、最初から完成度の高い作品を読みたい人

## 良い所

- **原作者が金メダリストだけあって技の描き方に嘘がない**ので、体操の知識ゼロで読み始めた自分でも置いていかれませんでした。読み終えてからは男子体操の中継まで追いかけるようになりました。
- 倒立すらできず、夢を語るたびに笑われていた主人公が、遠回りの末に満点の演技までたどり着く。**地道な練習が点数という形ではっきり報われる**ので、思わず拍手を送りたくなった。
- 学校の体育でやる鉄棒や跳び箱の延長だと思っていたら、まるで違いました。**鉄棒がしなり、床にバネが入っているという競技の前提**から教えてくれるので、テレビ中継を見る目まで変わりました。
- 派手な勝ち負けだけの話ではない。**苦しい練習の先にある「楽しい体操」という一本の筋**が最後までぶれないので、読み終えたあとの気分がいい。先輩たちが本気を出す場面では、こらえきれずに泣いてしまった。
- 作中で飛び出す大技が、連載の終わったあとに現実の選手の手で次々と成功していると知って驚きました。**この先こうなるはずだと信じて描かれた技**だからこそ、絵の中の動きにも嘘くささがありません。

## 悪い所

- 登場人物はどれも生き生きしているのに、**体操から離れた恋愛や人情のエピソードに入ると急に話の進みが重くなる**のが正直もったいないです。早く競技の場面に戻ってほしくて、少し飛ばし気味に読みました。
- ひとつの学校に強い選手がそろいすぎだ。**勝つために必要な駒が都合よく集まってくる作り**には、さすがに苦笑いした。試合が立て続けに描かれるぶん、途中で少し飽きた。ライバルとの因縁も尻すぼみだった。
- 出だしは正直きつい。ルールも知らない素人が金メダルを連呼するばかりの導入が長く、読むのを一度やめかけた。**素人のはずの主人公がすぐに飛び抜けた才能を見せる**のも、努力の話として見ると都合がよすぎる。
- **結果が出なければ即廃部という脅し文句で部を追い込む**展開は、部活の話としてさすがに理不尽に感じました。先輩が怪我をしたあとの、後輩へのひがみ混じりの態度も見ていて気持ちのいいものではありません。
- 正直なところ、入り口では絵に少し戸惑いました。**描き始めの頃の絵はまだ粗く、読み進めるほど見違えていく**ので、最初のほうだけを見て合わないと敬遠してしまうのはもったいないと感じます。
