レビュー著者: 漫画よしあし
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いとしのムーコ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
いとしのムーコ
あらすじ
「こまつさんが、はやく犬になれますように!」 秋田の山奥で吹きガラス職人を営むこまつさんと、彼を愛してやまない愛犬ムーコの、尊すぎるほど純粋で騒がしい日常!自分のしっぽを追いかけて目を回し、つやつやの鼻(はなぴか)を輝かせながら、こまつさんの気を引こうと全力で空回りするムーコの姿に、全人類がメロメロになること間違いなし。タオルを振り回して自分の顔にぶつける「イヌあるある」から、不憫な友人・うしこうさんを交えた爆笑の交流まで、みずしな孝之が贈る最高級のドッグ・コメディ。読むだけで心がポカポカ温まり、愛犬をぎゅっと抱きしめたくなる、多幸感溢れる癒やしの決定版!
良い所
- 散歩の気配を感じた瞬間にムーコが期待でパンパンに膨らんで、鼻を「はなぴか」に光らせる描写がたまらなく可愛い!犬を飼っている人なら100%共感できる「あるある」の宝庫で、読むたびに本気で癒やされる。
- 「こまつさんが早く犬になればいいのに!」というムーコのピュアすぎる願いに胸を打たれた。こまつさんのことが好きすぎて、空回りして怒られる姿すら愛おしく、無償の愛の本質をこの漫画に教わっている気がする。
- 吹きガラスの制作風景が丁寧に描かれていて、職人の仕事場という独特の空気感とムーコの野生児っぷりのギャップが最高に面白い。秋田ののどかな四季の移り変わりも美しく、まるで一緒に暮らしているような気分になれる。
- タオルを振り回して自爆したり、雪にテンションが上がりすぎて埋もれるムーコの「犬らしい挙動」の解像度がとにかく高い。作者の観察眼が凄すぎて、仕草一つ一つにうちの犬の面影を重ねてしまい、愛おしさが爆発する。
- 不憫なうしこうさんのキャラが最高!ムーコに一方的にライバル視されたり散々な目に遭う彼が登場する回は、癒やしだけでなくギャグとしても完成度が高すぎる。こまつさんのツッコミもキレッキレで、何度読んでも飽きない。
悪い所
- 一話完結の日常コメディなので、ムーコの暴走とうしこうさんの受難というパターンが続くと、少しマンネリを感じることがある。大きなストーリーの進展を期待して読むと、途中で飽きが来てしまうかもしれないと感じた。
- うしこうさんに対するムーコの態度や周りの扱いが、時として可哀想すぎて笑えないことがあった。ギャグなのは分かっているけれど、もう少し彼に救いのある展開があってもいいのにな、とファンとして少し寂しく思う。
- こまつさんの顔が最後まで描かれない演出が、人によっては感情移入を妨げる要因になるかも。私は彼の表情が見たいと思ってしまうタイプなので、最後まで素顔が分からないまま進むスタイルに少しモヤモヤしてしまった。
- 物語に劇的なドラマや大きな山場を求める僕にとっては、少し刺激が足りなかった。ほっこりした日常が続くのは良いけれど、何か大きな事件やムーコの成長物語のような軸が一本欲しかったというのが、正直な感想だ。
- 犬を擬人化した心の声が多すぎるので、「何を考えているか分からないからこそ可愛い」というリアル派の僕には、少し説明的に感じた。ムーコのモノローグが多すぎて、犬特有のミステリアスな魅力が薄れている気がする。
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