# 煉獄に笑う

## 基本情報

- 著者: 唐々煙
- 連載: 月刊コミックガーデン
- ジャンル: 歴史・時代劇、アクション、ダークファンタジー
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年10月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/2a2da0ad-7b1e-48ed-a88d-a22056a88339

## あらすじ

天正の戦国乱世、琵琶湖のほとりには三百年に一度よみがえり世を乱す「大蛇（オロチ）」の言い伝えが眠っている。秀吉に仕える小姓・石田佐吉は、大蛇の力と封印を記した巻物を探る密命を受け、近江の曇神社を訪ねる。そこで待っていたのは、町の人々に忌み子と遠ざけられながら神社を継ぐ双子の姉弟、阿国と芭恋だった。嘘のつけない佐吉と、雲のようにつかみどころのない双子。ぶつかり合ううちに三人は手を組み、伊賀忍の頭領・百地丹波や天下を狙う信長の思惑が渦巻く中、巻物を奪い合う戦いへ飛び込んでいく。『曇天に笑う』の三百年前、器に選ばれた者たちの宿命が明かされるたび、胸がざわつく。不器用な若者たちが命を懸けて結ぶ絆と、戦国の闇を切り裂く刀の舞！

## この漫画を読むのに向いている人

- 嘘のつけないまっすぐな主人公と、**孤独を抱えたくせ者たちが結ぶ絆**に胸を打たれたい人
- 実在の戦国武将が登場しつつ、**史実と伝奇バトルが溶け合う時代活劇**を楽しみたい人
- 見とれるほど美しい絵柄と、**舞うように描かれる剣と忍びの戦い**をじっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 人物や勢力がたくさん絡み、**込み入った筋書きを整理しながら読むのが負担に感じる**人
- 戦国の武将など**実在の歴史上の人物が登場する創作もの**に、どうしても気持ちが入り込めない人
- 薄い線のすっきりした絵柄に慣れていて、**描き込みの多い戦闘シーンは見づらく感じる**人

## 良い所

- まっすぐな佐吉と、**雲のようにつかみどころのない双子**の対比がおもしろいです。何が本当で何が嘘なのか話が二転三転するので、フックの連続にぐいぐい引き込まれます。
- とにかく絵が美しい。**見とれてしまって読み終えるのが遅くなる**ほどの美麗さで、贅沢な気分になる。こんなにきれいに描かれると、戦国の世に憧れてしまうな。
- 戦闘シーンは**戦いというより舞いを見ている**ような感覚だった。緻密で躍動感のある絵が、忍者の動きや刀の描写で特に映える。ふとした時に入り込んで、この世界に浸りたくなる漫画。
- 実家でひどい扱いを受ける陰陽師の娘も、曇の双子も、みんな孤独で人に頼れない。そんな三人が**佐吉には素直に懐いていく**のがぐっとくる。いかにも主人公らしい主人公だ。
- 若き日の石田三成のまっすぐな気性と度胸に、曇の双子が惹かれていく関係が胸熱でした。実在の武将が多く出てきますが、**史実と物語がうまく溶け合っていて**おもしろかったです。

## 悪い所

- 伊賀の忍びの一派は**顔ぶれが多すぎて半分くらいしか覚えられない**。若手の一人は頭領とキャラがかぶっていて、その子が活躍するほど頭領の存在がかすむのも気になる。
- 話はかなり込み入っていて、**戦国時代の知識がないと置いてけぼりにされる**ところがあります。キャラ作りがうまいので、細かいことは気にせずすらすら読めはします。
- 絵はとても好きなのに、**登場人物の年齢が絵から伝わってこなくて**戸惑ってしまいます。信長や伊賀の頭領は年を重ねているはずなのに若く描かれていて、演出なのかと首をかしげてしまう。
- 絵がきれいなのは確かです。ただ、薄い線の漫画を読み慣れているせいか、**この絵柄には少し違和感が残ります**。話はおもしろいのに、読み続けるかどうか迷っています。
- 史実の人物が出てくる歴史物はもともと好きではないので、あまり楽しめなかった。**戦闘シーンは絵がかなりごちゃごちゃしていて**、顔に布をつけた忍びは特に見分けがつきにくい。
