# 朝食会

## 基本情報

- 著者: 小林拓己、渡邊ダイスケ
- 連載: ヤングキングBULL、ヤングキング
- ジャンル: ヒューマンドラマ、復讐劇、クライムサスペンス、社会派
- 評価: 8.6/10
- 最終更新日: 2026年04月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/2c8efb13-dcff-4c05-9d93-90d583439a89

## あらすじ

復讐代行。それは、法の網を潜り抜ける「悪」に、被害者の絶望を叩きつける死刑執行人。渡邊ダイスケによる『善悪の屑』『外道の歌』の公式スピンオフ。榎加世子がいかにして組織「朝食会」の支部長になったのか、その凄惨な過去を小林拓己の繊細な筆致で描く。社会の闇、拭い去れない傷跡、そして復讐の是非。単なるバイオレンスを越えた、重厚な心理サスペンスが今、完結！

## この漫画を読むのに向いている人

- 復讐が「正しいのか」という問いを、読後もずっと引きずれる人
- 被害者の傷と加害者への怒りを、**逃げずに描いた心理サスペンス**が読みたい人
- 完結済みの重厚なストーリーを一気に読み切りたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 性的・暴力的な過激描写がどうしても受け付けない人
- 読み終えた後に気持ちが晴れる作品を選んでいる人
- テンションが上がり続けて息抜きができない展開が体力的につらい人

## 良い所

- **復讐という行為の是非を問う、重厚なストーリー**に圧倒されました。被害者が抱える拭い去れない傷跡と、加害者の身勝手な心理を冷徹に描き出すことで、読み手に「正義とは何か」を深く考えさせる傑作です。
- 本編ではミステリアスだった**榎加世子の凄惨な過去**が明かされ、彼女のポリシーの根源が理解できました。小林先生の繊細で美しい線が、物語の重苦しさの中に、ある種の気高さや悲しさを宿らせていて引き込まれます。
- 性的暴力や監禁など、目を背けたくなるような**社会の闇に真っ向からアプローチ**しています。単なるエンタメとしての復讐劇に留まらず、被害者の痛みに寄り添おうとする作者の真摯な姿勢が、全編から伝わってきます。
- 榎加世子というキャラクターの圧倒的なカリスマ性が素晴らしい。彼女が**「朝食会」へと導かれていく過程のドラマ**が非常に濃密で、スピンオフの枠を完全に超えた、一人の女性の壮絶な戦いとして完成されています。
- 本編（善悪の屑）とのリンクが絶妙で、**シリーズファンなら納得の伏線回収と設定の深掘り**が楽しめます。もちろん本作単体でも、質の高い心理サスペンスとして成立しており、その圧倒的な密度に息を呑みます。

## 悪い所

- **性的・暴力的な描写が非常に過激**なため、読む人を選びます。目を背けたくなるような残酷なシーンが多用されており、精神的に余裕がない時に読むと、後味の悪さや強い心理的負荷を感じてしまう可能性があります。
- 本編と比較して絵柄が洗練され、**「キラキラとした印象」**を受けるため、シリーズ特有の泥臭い、エグい雰囲気を求めている読者には物足りなさを感じさせてしまうかもしれません。作品のトーンが少し変わっています。
- 復讐代行がテーマなので、**「最後には救われる」といった爽快感**はほとんどありません。救いようのない絶望や、復讐を遂げても消えない傷が淡々と描かれるため、読後の疲労感が凄まじく、読書後のケアが必要です。
- 主人公が組織に加わるまでの過程において、**「偶然や運命に左右されすぎている」**ように感じる場面がありました。もっと彼女自身の知略や行動によって運命を切り拓くシーンを、より具体的に見たかったです。
- 1話ごとの情報密度が非常に高いため、**一気読みすると情報過多で疲れてしまう**ことがありました。もう少し、物語の合間に読者が一息つけるような「溜め」の描写や、日常的な側面も見たかったな、というのが本音です。
