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GOLDEN AGE の感想と評価(良いところ、悪いところ)

GOLDEN AGE

著者: 寒川一之

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: 少年漫画サッカースポーツ学園

評価: 7.8/10

あらすじ

所属していたクラブが解散し、行き場をなくした天才少年が選んだのは、地区最弱と呼ばれる中学の部活だった。部室は不良のたまり場で、まともに蹴れる部員は数えるほど。それでも彼は、そこで見つけたひとりの荒削りな少年に賭ける。ボールをまわし、名前を呼び、やる気のなかった仲間を一人ずつ試合に引きずり出していく。弱いままのはずだったチームは、勝つたびに顔つきを変えていく。派手な必殺技はない。あるのは、相手も味方も気持ちごと動かしてしまう手品みたいなプレー。うまくなる時期は思っているより短い。伸びざかりの季節を全力で駆け抜ける、まっすぐな少年サッカー!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 弱いチームが一人ずつ仲間を集めて強くなる、王道の少年スポーツ漫画を素直に楽しめる人
  • 派手な必殺技のすごさよりも、まわりの気持ちごと動かしてしまうプレーにしびれるタイプの人
  • サッカーのルールをよく知らなくても、個性の濃い選手たちのやりとりで読み進められる人

向いていない人

  • 丸みを帯びた幼めの絵柄が苦手で、表紙や絵の印象だけで読むかどうかを決めてしまう人
  • 実際の競技に近いリアルな戦術描写をスポーツ漫画に求めていて、荒唐無稽さが気になる人
  • 主人公が最初から強い展開が苦手で、格上を次々倒していく勢いに新鮮味を感じにくい人

良い感想・レビュー

  • サッカーにまるで興味がなくても引き込まれる作りになっている。相手も味方も手玉に取る主人公の立ち回りが痛快で、蹴る場面より人を動かす場面のほうが面白い。
  • 絵柄はたしかに幼い。それなのに読み進めるうちに気にならなくなって、登場人物がやたら愛おしく思えてくる。何が面白いのか、読み終えた今も言葉にできない。
  • やる気のなかった部員を一人ずつ引っぱり出し、そこからチームの形になっていく。少年漫画らしい熱さがまっすぐで、決め場面の一コマがいちいちかっこいい。
  • 王道でよくある話だと思いながら、いつのまにか引き込まれている。憎めない選手が次々出てくるので、誰かしら好きになる。漫画らしいスポーツ漫画の見本のような一作。
  • 進路に揺れる部員たちの心の動きが細かく描かれていて、そこがいちばん刺さった。終盤で主役が一歩引いて相棒を輝かせる運びも気持ちがよく、後味がやわらかい。

悪い感想・レビュー

  • 少し丸みのある癖の強い絵柄は、どうしても好き嫌いが分かれると思う。中身をかなり気に入っただけに、表紙で手に取られにくそうな見た目がもったいない。
  • 終わり方が駆け足で、打ち切りのように見えてしまう。丸ごと省かれた試合があるのも惜しい。きちんと描いてほしかった場面が、宙に浮いたまま終わる。
  • 主人公があまりに強すぎて、弱小チームというハンデがほとんど効いていない。格上を次々と倒す展開ばかりが続くので、中盤あたりから新鮮味は薄れてくる。
  • サッカーそのものの描写は、正直そこまで細かく作られていない。ボールが動くときの躍動感がもう少しほしい。競技を知る目で見ると物足りなさが先に立つ。
  • 終盤で急に何年も時間が飛ぶものだから、置いていかれた気持ちになる。気になる人物のその後がまるで語られないまま終わり、もやもやだけが手元に残る。

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