# うさぎドロップ

## 基本情報

- 著者: 宇仁田ゆみ
- 連載: FEEL YOUNG
- ジャンル: ハートフル、ヒューマンドラマ、家族ドラマ
- 評価: 8.6/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月10日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/31764d21-5a78-457e-b4e6-78af5d828322

## あらすじ

祖父の葬式で、30歳独身のダイキチは見知らぬ6歳の女の子と出会う。りんという名のその子は、なんと祖父の隠し子だった。親戚の誰も引き取ろうとしない空気に腹を立て、ダイキチは勢いのまま彼女を連れて帰ることに。子どもに縁のなかった男の毎日は一変し、保育園探しに追われ、残業の少ない部署へ移り、送り迎えや入学準備を手探りでこなしていく。保育園で出会ったコウキとその母親、ダイキチの家族や職場の人たちも、ふたりの暮らしにそっと関わってくる。気をつかいすぎる小さなりんと、不器用でもまっすぐな大人。ささいな出来事を重ねるうちに、ふたりの距離は少しずつ縮まっていく。誰かを育てることの重さと温かさがじんわり伝わる、ちぐはぐなふたり暮らし！

## この漫画を読むのに向いている人

- 保育園の送り迎えや入学準備など、**仕事と子育てを両立する毎日**を手触りのある描写で読みたい人
- 不器用でも子ども主体で考える大人の姿から、**誰かを育てることの意味**を考えてみたい人
- 大人の目線だけに偏らず、**子どもの気持ちや表情を丁寧にすくい取る物語**をじっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 物語の途中で**大きく時間が飛び、作品の雰囲気が変わる展開**についていくのが苦手な人
- 物語を読み終えたあと、**腑に落ちない点が少しでも残ると気になってしまう**ような人
- 人物の生い立ちや細かないきさつが、**すべてきちんと説明されないと落ち着かない**人

## 良い所

- ひとりで女の子を育てるため、定時で上がれる部署への異動を願い出て、同僚と飲みに行かなくなる。保育園の送迎や行事に出て、**入学に向けて手探りで準備していく**。父子家庭の父親の姿を想像しながら読んでしまう。
- ダイキチのすごいところは、**りんを育てることを「犠牲」とは考えていない**ところ。ちゃんと子ども主体で考えている。男性の視点で描かれることで、働きながら子育てをする親が直面する問題が浮き彫りになる。
- 元気いっぱいな年頃なのに、物事を真正面から受け止めることしかできない繊細な6〜7歳児を表情豊かに描いていて、うれしかったです。**大人目線で語られるだけの物語になっていない**ところに好感が持てます。
- 女は苦手、子どもは天敵という三十路の独身男が主人公。イケメンでもないのに、**読み進めるうちにかっこよく思えてくる**から作者の技量がすごい。心理描写もうまくて面白い！
- 保育園の事情や子どもの心理がリアルに描かれていて、子育て中の方は共感できると思います。男のわりに色々考えて気が利くダイキチと、**子どもなのに周りにすごく気をつかうりん**のやり取りがとても切ないです。

## 悪い所

- 幼少時代はほっこり読めましたが、色々と突飛な部分もあります。**りんちゃんの出生のいきさつが描かれず**、母親とおじいちゃんの間に何があったのかも知りたかったです。
- 高校生編に入ると、**いきなり雰囲気の違う別の漫画になった**ように感じてかなり戸惑いました。たぶん多くの人がそう感じたと思います。読み返すと、テーマは一貫していたと気づけたのですが。
- りんの6歳の頃や16歳の頃は丁寧に描かれていたのに、**終盤の大切な二年間があっさり終わり**、拍子抜けした。その間の心の動きやエピソードも、この作者らしい雰囲気で読みたかった。
- 子育ても子どもの恋愛も大人の恋愛も、不自然な展開にならないよう考えられています。ただ、**読み終えたあとに微妙な気持ちが残りました**。腑に落ちない点もありつつ、面白くはあります。
- 途中までは楽しく読めた。ただ、**結末の受け止め方は人によって分かれそう**。大丈夫な人は大丈夫だと思うけれど、受け入れられないタイプの人もいるはず。
