# Dr.DMAT～瓦礫の下のヒポクラテス～

## 基本情報

- 著者: 髙野洋、菊地昭夫
- 連載: グランドジャンプ
- ジャンル: 医療、ヒューマンドラマ
- 評価: 8.3/10
- 最終更新日: 2026年08月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/35ec8789-b196-4493-808d-30015c820001

## あらすじ

幼い頃の大地震で両親を失い、妹の事故がもとで血を見られなくなった内科医・八雲響。診察室にこもっていた彼を、院長は無理やり災害派遣医療チームへ送り出す。瓦礫と限られた資材しかない現場で待っていたのは、助かる命を選び分けるトリアージだった。目の前の患者を諦める重さに、響は何度も足がすくむ。それでもレスキュー隊や幼馴染の看護師と現場を重ねるうち、日用品を代用してでも命を繋ぐ医師へ変わっていく。やがて都市を襲うテロや巨大地震、離島の土砂災害へと現場は広がっていく。響は自分の身内にすら黒タグを切る場面に立たされる。それでも次の生存者のもとへ走り出す、瓦礫の下の覚悟！

## この漫画を読むのに向いている人

- 最初から完璧な主人公が活躍する話より、**うろたえながら少しずつ強くなっていく姿**をじっくり見届けたい人
- 限られた資材と時間しかない現場で、**あり合わせの道具で命を繋ぐ医療のリアルさ**を味わいたい人
- 助かる命を選ばなければならない重さから、**目を逸らさずに描く物語**をきちんと読みたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 登場人物が全員助かる痛快な結末を望んでいて、**救われない展開が続く重さ**にはついていけない人
- 怪我や遺体の描写がかなり生々しいので、**血やむごたらしい絵**にどうしても耐えられない人
- 病院内の思惑や事件も長めに挟まるため、**救助の場面だけをテンポよく**追っていきたい人

## 良い所

- 最初から完成された天才医師ではなく、うろたえながら少しずつ出来上がっていく主人公なのがいい。**適性は高いのにメンタルが追いつかない**という欠点の描き方が、成長物語として効いている。
- 設備の整わない現場で、日用品や代用品を使って処置していく**即興の医療**に唸らされます。限られた資材で何とか命を繋いでいく手際が、読んでいて頼もしく見えました。
- ドラマから入って原作も読みましたが、漫画のほうが切迫感が濃いです。**命の選択という重いテーマから逃げない**姿勢が最後まで貫かれていて、毎回ハラハラしながら読んでいます。
- 妹との思い出が走馬灯のように流れる場面では涙が止まらなかった。それでも次の被災者へ向かうために**身内の黒タグを切る**。彼はプロになったんだなと、悲しみごと胸に残った。
- 医師の瞬時の判断と、それに確実に応える看護師の動き。あの異常な状況下でこれをやるのかと思うと、**支え合わなければ一つも救えない**という現場の重みが伝わってきます。

## 悪い所

- 後半から入る若手看護師の**偏った正義感の押し付け**にはイライラしました。独断で動いた末に先輩医師の将来まで危うくする展開は、さすがに読んでいて胸が悪くなりました。
- 主人公が序盤ずっとメソメソしているのが引っかかりました。緊急の現場で迷い続ける時間が長めで、**もう少し早い立ち直り**を見たかったというのが正直なところです。
- 救われない命がとにかく多くて、読んでいると気が重くなる。痛快な医療ドラマを期待して開くと、**救いのなさ**に体力を持っていかれるはずだ。漫画くらい全員助かってほしいと思ってしまった。
- 死体安置所の描写やトイレの衛生の話まで踏み込んでいて、**災害の嫌な現実**が生々しすぎます。怪我の絵もかなりきついので、血やグロい表現が苦手なら手が止まると思います。
- 途中から病院の政治やテロ事件が絡んできて、話が広がりすぎに感じました。**災害現場の救助そのもの**をテンポよく追いたかった自分には、少し脱線しているように映ります。
