# SERVAMP-サーヴァンプ-

## 基本情報

- 著者: 田中ストライク
- 連載: 月刊コミックジーン
- ジャンル: ファンタジー、バトル、アクション、ダークファンタジー
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/3778eb09-d25d-4807-90a8-4acc84de0a9b

## あらすじ

「シンプルに考える」を信条とする高校生・城田真昼は、道端で拾った黒猫にクロと名付ける。だがその正体は、契約した人間の血をもらい受けて命令に従う吸血鬼の長兄、怠惰の真祖だった。なりゆきで主従の契りを結んだ真昼に、八番目を名乗る憂鬱の吸血鬼・椿とその手下たちが襲いかかる。椿の企てる戦争を止めるため、七つの大罪を背負う吸血鬼とその主人たちが次々に集まり、手を結ぶ。過去に犯した罪、消せない後悔、向き合わずにきた自分の感情。血と契約に縛られた主従が、それでも互いを選び直す。怠惰な黒猫とまっすぐすぎる少年がたどりつく、契約を越えた絆！

## この漫画を読むのに向いている人

- **七つの大罪をなぞる吸血鬼**という設定に惹かれ、細部に仕込まれたモチーフの凝り方も楽しめる人
- 過去の後悔を抱えた登場人物が自分と向き合う姿を、**心の動きごとじっくり追いかけたい**人
- 笑える場面と重い場面の**緩急がついた話運び**が好きで、キャラ同士の掛け合いも味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 登場人物と勢力が増えて**話が入り組んでいく展開**が苦手で、すっきりした構図のまま読み進めたい人
- 主人公が中心にいる物語を求めていて、**裏切りが続く群像劇**の追いかけっこに疲れてしまう人
- 絵柄の安定感を大事にして読むほうで、**人物の顔の描き分けのぶれ**が引っかかってしまう人

## 良い所

- 「向き合えねえ」と「シンプルに考えて」。二人の口癖が並ぶだけで性格の違いが伝わってくる。**七つの大罪を吸血鬼に重ねた設定**も面白くて、怠惰が長男というひねりに笑った。猫のクロがとにかく可愛い。
- 終盤で伏線が次々つながって、キャラが勢揃いする場面には胸が熱くなった。**血も契約もなくても人とつながれる**という答えに行き着いた真昼とクロの決着で、感情との付き合い方まで見直したくなる。
- 吸血鬼たちの通り名と技名がいちいち格好いい。色欲の一族に**不思議の国のモチーフ**が仕込まれていて、落ちてきたメモも技名も全部つながっている。ここまで凝った作りだと拾い集めるのが楽しい。
- 柔らかい線で描かれる表情がとにかく豊かで、バトルは勢いがあるのに読みやすい。**コマ割りが練られている**から話が頭にすっと入ってくる。キャラ同士の会話も、関係と感情をていねいに拾っている。
- 過去を悔やむ人たちが自分に問いかけ続ける姿に、こっちまで考えこんでしまう。人と関わるとは何なのか。テンポがよくてギャグも挟まるのに、**深いところまで潜れる**漫画はそう多くないと思う。

## 悪い所

- 進むにつれて設定が絡み合い、**キャラの数と思惑が増えすぎて**追いつけなくなった。過去話も交錯するので、途中からやや難しい。まとめて読まないと頭の中で整理しきれないタイプだ。
- 後半は裏切りと戦いが続いて、**展開が長く感じられた**。この先どうなるのかという楽しみは湧いてこない。死んだキャラの扱いも、一度封じられた敵が戻る流れも腑に落ちなかった。
- 舞台が急に海外へ移ってから、**話に置いていかれた感じ**が強い。椿が別人のようになった理由もつかめないまま、狼男との因縁まで出てくる。結局あとから読み返すはめになった。
- 主人公がほとんど出ないまま話が進む時期があって、戸惑った。**陣営の裏切りが多すぎて**誰がどちら側なのか見失う。もう少し真昼を追いかけていたかったというのが正直なところ。
- 面倒事は嫌いと言いつつ熱い主人公は好きだし、大罪の兄弟がいい奴ばかりなのも意外で楽しい。ただ**人物の顔の描き方が安定しない**ところがあって、そこだけは引っかかってしまう。
