# 君は008

## 基本情報

- 著者: 松江名俊
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、スパイ・アクション、学園
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月11日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/396e8ed6-8129-4d91-9480-dedd5107b8e7

## あらすじ

受験した高校は滑り止めまで全部だめ。うなだれるエイトのもとに、受けた覚えのない学校から合格通知が届く。向かった先はスパイ養成校・国立中野高校だった。亡き父が伝説の諜報員で、その死には裏があると知った少年は、一流のエージェントになると腹をくくる。暗殺者として育てられた少女と、戦う力はないのに情報を抜く腕だけ飛び抜けた同級生。三人で班を組み、孤島サバイバルから命がけの任務まで放り込まれていく。特技も体力もない少年が持っているのは、とっさの発想と引かない勇気だけ。やがて世界を狙う組織との諜報戦へ。勇気とは何かを問い続ける学園スパイアクション！

## この漫画を読むのに向いている人

- 特別な才能を持たない主人公が、**その場の発想と引かない度胸だけで格上を出し抜く**展開に燃える人
- 訓練や試験の課題そのものが**解き方を一緒に考えたくなる謎として作られている**作品を探している人
- ひどい目に遭っても人の良さを手放さない、**まっすぐすぎるほど正面から進む主人公**を応援できる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- いま何のために戦っているのかが**常にはっきり示されている**話でないと、途中で読む気が失せてしまう人
- 周りのくせ者に主役が食われる構図が苦手で、**主役にこそ一番の陰りや毒っ気を求める**人
- 刃を素手で握るような、**現実に置き換えると大怪我では済まない見せ場**が挟まると気持ちが冷める人

## 良い所

- 孤島でのサバイバル訓練の作り込みに唸った。暗号が解けなくても**生き延びる道を選べば合格になる**という逃げ道まで用意されていて、ただの根性試しで終わっていない。
- 合格通知にすがるように入った学校で、**正義の二文字だけを頼りに前へ進む主人公**の姿がまぶしい。試験で出される捻った問題を、こちらまで一緒に考え込んでしまう作りも楽しい。
- 私が一番好きなのは、ヘタレでスケベで戦う力もない同級生。一度は怖くなって逃げ出したのに、**友達を助けるためだけに震えながら戻ってくる**。かっこ悪いはずの姿が、この漫画で一番かっこよかった。
- 最終回がとにかく優しいです。守り抜いた平和な日常をただ味わうだけの回で、**戦いのあとに帰る場所までちゃんと描いてくれる**終わり方でした。僕のなかでは文句のない締めくくりです。
- 全部不合格という出だしのつかみが強い。周りの人物もひとりずつ濃くて、**連れているフクロウまでいちいち可愛い**。絵のきれいさもあるので、まず一巻だけでも手に取ってほしい。

## 悪い所

- 話を引っ張る目標がぼやけている。**目の前の敵を倒した先に何が待つのか見えない**まま巻が進むので、次を読む理由がだんだん薄くなっていく。敵と味方のどちらが強いのかも掴めなかった。
- 僕が引っかかったのは主人公のいい子ぶり。**周りの濃い面々に押されて主役の影が薄くなる**場面が多かった。首領も戦い出すと後出しで好き放題やるだけで、最後の戦いは盛り上がりきらなかった。
- 潜入者を探していたら同室の相手だった、という展開には力が抜けた。**情報を抜かれ放題なのに誰も慌てない**ので、どれだけ深刻な顔をされてもこちらは乗り切れない。
- 刃を素手で握る場面で一気に冷めた。**指が飛ぶはずの動きを平気でやってのける**描写が続くと、命がけのはずの任務まで作り物に見えてくる。漫画だと分かっていても引っかかった。
- 終盤の救出編が長い。**同じ場所で何話も足踏みしているような運び**で、読んでいるこちらの熱がゆっくり下がっていった。もう少し短くまとまれば、もっと燃えられたはずだ。
