レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
BUNGO―ブンゴ― の感想と評価(良いところ、悪いところ)
BUNGO―ブンゴ―
著者: 二宮裕次
連載: 週刊ヤングジャンプ
評価: 8.8/10
あらすじ
静岡の田舎町で、少年・石浜文吾はただひたすら壁当てに打ち込んでいた。三年間、それだけを。ある日、天才バッターの野田幸雄とぶつかり、野球のおもしろさに火がつく。ユキオともう一度戦いたい一心で、文吾は中学硬式野球の超強豪・静央シニアへ飛び込んだ。まったくの初心者。ところが右投げだった彼が実は左利きだと判明し、狂気じみた練習と強烈な「左の直球」を武器に、ぐんぐん頭角を現していく。憧れの先輩・吉見や、格上のライバルたちとの死闘。一球にすべてを懸ける文吾の姿に、気づけば胸が熱くなっている。才能とは何か、努力はどこまで人を変えるのか。球児たちのむき出しのエゴが激突する、規格外の中学野球!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 生まれ持った才能ではなく、地道な努力を積み重ねて這い上がる主人公を、心から応援したくなる人
- 主人公だけでなく脇役の一人ひとりにまで見せ場が用意された、熱い群像劇を味わいたい人
- 実力がすべての世界で、むき出しの才能と才能が真正面からぶつかり合う勝負に痺れたい人
向いていない人
- 中学生らしい等身大のリアリティを大切にしていて、現実離れした超人プレーの連続が苦手な人
- 試合が長く続く展開でじっくり読ませるより、テンポよく先へ進んでいく物語のほうを好む人
- 王道からの意外性を重んじていて、どこかで見た展開の繰り返しに物足りなさを感じる人
良い感想・レビュー
- 中学の野球なんてと勝手に見くびって、無料分だけのつもりで読み始めた。なのに一話目から笑わされ、気づけば全巻を大人買い。才能任せではない泥臭い成長に、すっかりやられた。
- 主人公だけでなく脇のメンバーにもきちんと光が当たるから、読み応えがある。渋々捕手を始めた男がチームの要へ変わっていく流れに、胸が熱くなる。試し読みのつもりが全巻買いだ。
- 天賦の才があるわけではない少年が、地道な練習をやめずに積み上げていきます。だからこそ一球に込めた思いが伝わってきて、たまらなく応援したくなります。彼が投げる一球を、つい見守ってしまいます。
- 野球に懸ける石浜の狂気じみた執念と、劣等感を燃料にする野田の向上心。むき出しのエゴがぶつかる構図に、読んでいて痺れる。実力至上主義を描く物語に、強いカタルシスを感じる。
- 中学生同士の紅白戦のはずが、やたらに熱い。ほぼ初心者の文吾が放つ左腕の直球が覚醒する瞬間、体が前のめりになった。作画の迫力もすごく、投球の構図に毎回引き込まれる。
悪い感想・レビュー
- 出てくる中学生が、見た目も精神年齢も実力も、とても中学生に思えない。現実離れした超人プレーが続くうちに、だんだんついていけなくなった。もう少し泥臭さが欲しい。
- 序盤は夢中で読んだのに、ライバルとの試合が延々と続いていく。引き延ばしのような停滞感が拭えず、進化した直球をなかなか見せてもらえないテンポの悪さが気になってしまう。
- 天才と凡才が同じだけ必死になっても、結果は残酷だと突きつけてくる。それはわかる。ただ報われないBチームの選手たちがあまりに切なくて、もう少し救いがほしくなる。
- 楽しみにしている連載なのに、休載が多くてがっかりする。第一部が完結して次の章が始まっても途切れがちな更新は変わらず、物語のテンポが削がれてしまうのがつらい。
- 最初は熱中したのに、進むほど面白味が薄れて凡庸な野球漫画になっていく気がした。どこかで見た展開やキャラばかりで、主人公の個性的な設定が活かしきれていないのが惜しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
中学の野球なんてと勝手に見くびって、無料分だけのつもりで読み始めた。なのに一話目から笑わされ、気づけば全巻を大人買い。才能任せではない泥臭い成長に、すっかりやられた。
出てくる中学生が、見た目も精神年齢も実力も、とても中学生に思えない。現実離れした超人プレーが続くうちに、だんだんついていけなくなった。もう少し泥臭さが欲しい。
主人公だけでなく脇のメンバーにもきちんと光が当たるから、読み応えがある。渋々捕手を始めた男がチームの要へ変わっていく流れに、胸が熱くなる。試し読みのつもりが全巻買いだ。
序盤は夢中で読んだのに、ライバルとの試合が延々と続いていく。引き延ばしのような停滞感が拭えず、進化した直球をなかなか見せてもらえないテンポの悪さが気になってしまう。
天賦の才があるわけではない少年が、地道な練習をやめずに積み上げていきます。だからこそ一球に込めた思いが伝わってきて、たまらなく応援したくなります。彼が投げる一球を、つい見守ってしまいます。
天才と凡才が同じだけ必死になっても、結果は残酷だと突きつけてくる。それはわかる。ただ報われないBチームの選手たちがあまりに切なくて、もう少し救いがほしくなる。
野球に懸ける石浜の狂気じみた執念と、劣等感を燃料にする野田の向上心。むき出しのエゴがぶつかる構図に、読んでいて痺れる。実力至上主義を描く物語に、強いカタルシスを感じる。
楽しみにしている連載なのに、休載が多くてがっかりする。第一部が完結して次の章が始まっても途切れがちな更新は変わらず、物語のテンポが削がれてしまうのがつらい。
中学生同士の紅白戦のはずが、やたらに熱い。ほぼ初心者の文吾が放つ左腕の直球が覚醒する瞬間、体が前のめりになった。作画の迫力もすごく、投球の構図に毎回引き込まれる。
最初は熱中したのに、進むほど面白味が薄れて凡庸な野球漫画になっていく気がした。どこかで見た展開やキャラばかりで、主人公の個性的な設定が活かしきれていないのが惜しい。
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