# 川柳少女

## 基本情報

- 著者: 五十嵐正邦
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: ラブコメ、学園
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/3e3f4df9-4863-49b4-a04c-0fa91d1db842

## あらすじ

言いたいことが声にならない少女は、短冊に五・七・五を書いて差し出す。受け取るのは、目つきの鋭さだけで怖がられてきた元ヤンキーの少年。中学最後の冬、川柳の集まりで出会った二人は、同じ高校の文芸部でにぎやかな毎日を重ねていく。ぎこちない句のやりとりには、書いた本人も気づいていない気持ちがにじむ。個性の強すぎる部長、絵で会話する美術部員、占いに頼る少女まで加わって、部室はいつも騒がしい。四コマのテンポで笑わせておいて、ふいに胸をつかんでくる。近づきそうで近づききらない距離が、少しずつ縮まっていく。声にならない気持ちを十七音に託す、じれったい初恋！

## この漫画を読むのに向いている人

- うまく言葉にできない気持ちが**五・七・五にのって相手に届く瞬間**を、静かに味わいたい人
- 一話ずつきちんと区切りがつくため、疲れた夜に**少しだけめくって力が抜ける甘さ**がほしい人
- 両思いなのに近づききらない**じれったい距離感**を、周りの仲間ごとにやにやしながら見守れる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 設定に理屈を求めるたちで、**なぜ川柳なのかという説明のなさ**が最後まで気になってしまう人
- 関係がはっきり動くまでがとても長いので、**足踏みの続く恋の歩み**にじれてしまいやすい人
- 笑いも切なさも強めの刺激がほしくて、**ゆるやかに流れる日常のテンポ**では物足りなくなる人

## 良い所

- 疲れて何も考えたくない夜に開くと、ちょうどよく力が抜けます。一話で区切りがつくから途中でやめても平気ですし、少年の書くたどたどしい句がまたいいんです。**笑いときゅんの配分**が私にはぴったりでした。
- しゃべらない設定を逆手に取っているのがうまい。**表情と手の動きだけで伝わる照れ**に、こっちまで顔が熱くなる。声を使わないぶん、絵の細かいところまで目で追ってしまう。
- 川柳そのもので笑わせてくるとは思っていませんでした。**苦しいくらいの気持ちを十七音に詰め込む言い回し**が好きで、ひとつ読むたびに口元がゆるみます。
- 基本は四コマで、たまに普通のコマ割りに切り替わる。**毎回きちんとオチがつく安定感**があるから、何度読み返しても飽きない。難しいことを考えずににやにやできる話で、気が向いたときにめくる一冊になった。
- 両思いなのに近づききらない距離がじれったくて、それでいて憎めません。部長も、絵で話す子も、占いの子もいい味を出していて、**部室のわちゃわちゃ**を眺めているだけで満たされます。

## 悪い所

- なぜ川柳なのか、最後まで飲み込めませんでした。玉ねぎが嫌いという話まで短冊にする理由が示されないままで、**設定の土台のうすさ**が気になります。伝えたいことだけ句にする形なら素直だったのにと思います。
- 文学として川柳を味わえるかというと、そうではない。話を回す道具として置かれているだけで、**飛び抜けた強みのなさ**は否めない。ゆるく笑える一方、あとから思い出せる回は少なかった。
- 相思相愛なのに一向にくっつかない。**引き延ばされる焦らし**が続くうちに、だんだん先を急ぎたくなってしまった。かわいい場面ばかりが増えていくのに、二人の関係だけが止まったままだ。
- **気持ちをまっすぐ受け取れない少年のにぶさ**には、途中から少しいらっとしました。短冊の意味を取り違えるたびに話は伸びますし、周りが良い人ばかりだから成り立っていますが、
- 最初から半分つき合っているようなものだったので、いざ想いを伝える場面でも気持ちが跳ねませんでした。**盛り上がりの山の低さ**というか、そこに至る道のりが平坦すぎた気がします。
