レビュー著者: 漫画よしあし
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ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース
完結著者: 荒木飛呂彦
連載: 週刊少年ジャンプ
評価: 9.6/10
あらすじ
日本の高校生・空条承太郎は、自分に悪霊が取り憑いたと言い張り、留置場から出ようとしなかった。訪ねてきた祖父が明かしたのは、その正体が心の力の現れだということ。百年の眠りから覚めた宿敵のせいで、母の命はあと五十日で尽きると告げられる。母を助ける道はひとつ、敵の潜むエジプトへ向かうしかない。かつて刃を交えた相手、妹の仇を追う男、一匹の犬までが加わり、旅が動きだす。占いの札や古い神々を暗示する刺客が次々と立ちはだかり、飛行機は落とされ、船は沈められる。それでも一行は砂の街へ進む。館の奥で待つのは、時そのものを止める力。仲間を失いながら承太郎がつかんだ答え。五十日の果てに訪れる、血の因縁の決着!
この作品が載っている特集
読む前に確認したい相性
向いている人
- 能力の決まりごとがはっきりしたわかりやすい頭脳バトルを、余計な予習なしで楽しみたい人
- 目的地へ進む道中で仲間が一人ずつ増えていく、旅そのものが面白い冒険ものを読みたい人
- 主人公と宿敵の因縁に決着がつく、終わりのはっきりした長編をひと息に読み切りたい人
向いていない人
- 強敵に勝つ理由を丁寧に積み上げてほしくて、土壇場の力の目覚めが苦手だと感じる人
- 死んだはずの相手が何度も生きて戻る流れが続くと、緊張感が薄れるのを感じてしまう人
- 作品の重みを長く引きずっていたくて、読後にさらっと流れる軽さを物足りなく感じる人
良い感想・レビュー
- 能力の決まりごとがすっきりしていて、戦いの流れが頭にすっと入ってくる。さくさく読める能力バトルなのに、終わり際の宿敵との一騎打ちは重い。賭け事で腹を探り合う回も面白かった。
- 心の力が出てきてから、私の中で読みやすさが一気に上がりました。敵だった相手が仲間になり、旅の空気も濃くなる。RPGみたいな道中の楽しさがあって、シリーズではここが一番好きです。
- 承太郎の落ち着きぶりと、周りの騒がしさの差がいい。強さと笑いのつり合いが取れていて、張りつめた戦いのあとにふっと緩む場面が挟まる。読んでいて肩がこらないのがありがたい。
- ここでシリーズの色がはっきり変わった。前の部までは怖い話に格闘漫画を混ぜたような手触りだったのが、これぞジョジョという空気に切り替わる。その瞬間に俺はしびれた。
- 終わりに近づくにつれ、仲間が一人ずつ去っていく流れがたまらなくかっこいいです。名前を知っていた一人だけでなく、思いがけない相手の最期まで刺さって泣きました。冒険も戦いも涙も詰まっています。
悪い感想・レビュー
- 承太郎の力が最後で化けるのは、そうしないと勝てないのもわかる。ただ前ふりの足りない後出しに見えてしまい、俺は少し白けた。もっと早くからにおわせてほしかった。
- 敵の力の正体を、私は読む前に知ってしまっていました。仲間が命がけで突き止めた事実なのに、中身が広まりすぎているせいで驚けません。まっさらな頭で読めた人がうらやましいです。
- 私はいちばん最初の話が好きで、あの二人の因縁はきれいに閉じたと思っている。今回は宿敵がなかなか表に出てこずやきもきしたし、決着が拳ひとつで片づく幕切れには肩を落としてしまう。
- 死んだと思った相手が実は生きていた、という流れが何度も来る。よそのジャンプ漫画が頭をよぎって、僕はだんだん驚けなくなった。同じ手が続く展開は正直きつい。
- 長い分だけ笑ったりはらはらしたり泣いたりしたはずなのに、読み終えると何も残っていない気がします。後に引かない読み心地で、疲れないと言えば聞こえはいいものの、私には物足りませんでした。










