# ちひろさん

## 基本情報

- 著者: 安田弘之
- 連載: Eleganceイブ
- ジャンル: ヒューマンドラマ、女性漫画
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年10月20日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/48cc4245-dfb8-47cf-a402-4919d0ff86e9

## あらすじ

元風俗嬢であることを隠さず、海辺の町の弁当屋で働き始めたちひろ。愛想がよく、あっけらかんとした彼女はすぐに商店街の看板娘になるが、誰とも深くは付き合わず、ひとりの時間を手放さない。そんな彼女のもとへ、過干渉な家族に息が詰まる女子高生や、母親に放っておかれて悪さを重ねる小学生など、生きづらさを抱えた人たちが自然と集まってくる。ちひろは救おうと身構えることなく、同じ目線で向き合い、飾らない言葉とお弁当を差し出すだけ。それがいつのまにか、彼らが自分の足で歩き出すきっかけになっていく。やがて見えてくるのは、ちひろ自身が抱えてきた哀しみと孤独の輪郭。群れないのに人を放っておけない、ひとり好きな看板娘の海辺の日々！

## この漫画を読むのに向いている人

- 毎日を真面目に生きてきて少し疲れていて、**肩の力が抜けるような読後感**を求めている人
- 世間の基準に流されず自分の価値観を守りながら、**人に優しくできる大人の生き方**に触れてみたい人
- 海辺の町の弁当屋を舞台にした、**生きづらさを抱えた人たちと飾らずに向き合う人間ドラマ**を読みたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- なんでも受けとめる女性主人公が、**男性目線で理想化された女性像**に見えると冷めてしまう人
- 主人公の説教っぽい台詞や、**気分で人を突き放すような言動**を読んでいて疲れてしまう人
- 現実味を重視していて、**ファンタジーと現実が混ざった設定**にツッコミを入れたくなる人

## 良い所

- 懐が深くて飄々としたちひろさんの生き方は、じつはどこにも帰属していない**孤独があるからこそ人を惹きつける**のだと思う。自分にはできないから、よけいに憧れるのかもしれない。
- 普段はあっけらかんとしているのに、人の気持ちに寄り添い、フォローもしてくれる。それでいて**まったく恩着せがましくない優しさ**なのが、またかっこいいんです。
- ちょっと疲れたときや自分に嫌気がさしたときに読むと、**ふっと肩の力が抜けて楽になる**。ちひろさんの生き方はまねできないけれど、力をもらえる。出てくる人がみんな味があって、画風も素敵。
- 群れないのに、どんな出会いも大事にする。悪さをする子どもは**きちんと叱って、そのうえで見放さない**。闇を抱えていても同情を買おうとしないところまで含めて、ちひろさんはかっこいい大人なのだ。
- 家族や友人に気を使いすぎて、ずっと悩みながら過ごしてきました。周りをうかがいすぎていたのは自分のせいだと気づかされ、**言い訳せずに自分らしく生きる道しるべ**をもらえた気がします。

## 悪い所

- 自由そうでいて、じつは頑固でこだわりが強い人に見える。望む反応が返ってこないと**相手を容赦なく切り捨てる**ところもあって、身近にいたら苦手なタイプ。承認欲求の強い子どもみたいだと感じた。
- 思ったことを言い、やりたくないことはしない生き方には憧れます。でも、ちひろさんは物事を俯瞰しすぎて人間っぽく感じられません。**ファンタジーと現実臭さが混ざった話**が、どうにも苦手でした。
- 初めて読む雰囲気で最初は楽しめたものの、喜怒哀楽が激しく情緒も不安定で、言動も突拍子のないものばかりです。**一歩まちがえればただのイタいお姉さん**で、実際にいたら振り回されそうです。
- 雇う側から見ると、履歴書に本名を書いたのに源氏名で呼んでくれと言う人は採りたくない。元風俗嬢と聞いても無関心な人だって現実にはいるはずで、**最初からフィクション全開**のつもりで楽しむ漫画だろう。
- モラハラ夫の話を聞いたちひろさんが代わりに怒る場面も、反応がそれだけなのかと拍子抜け。**女性をわかっていないまま憧れの女性像を作った**ような違和感が、ずっとつきまといます。
