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蜘蛛ですが、なにか? の感想と評価(良いところ、悪いところ)

蜘蛛ですが、なにか?

蜘蛛ですが、なにか?

著者: かかし朝浩馬場翁

連載: ヤングエースUP

ジャンル: 異世界転生ファンタジーコメディアクション

評価: 8.4/10

あらすじ

『蜘蛛ですが、なにか?』は、女子高生だった主人公が突然異世界で“蜘蛛”に転生し、最弱クラスの魔物として迷宮の最下層から生存を目指す異世界転生ファンタジー漫画。毒ガエルや大蛇、龍など凶悪な魔物が跋扈するダンジョンで、主人公はスキルを駆使しながら進化を重ね、知恵と機転で強敵を撃破していく。コミカルな独白とシリアスな戦闘描写が絶妙に組み合わさり、迷宮攻略の緊張感と成長の爽快感が魅力。原作小説の複雑な世界設定を整理しつつ、漫画ならではのテンポと迫力で“蜘蛛子”の奮闘を描き出す人気作となっている。

良い所

  • 主人公が“蜘蛛”という時点で新鮮なのに、迷宮でのサバイバル描写が想像以上に緊迫していて一気に引き込まれました。スキルの成長が丁寧に描かれていて、レベルアップの喜びを一緒に味わえるのが楽しいです。
  • 戦闘シーンの迫力が素晴らしく、特に毒ガエル戦や猿軍団戦はページをめくる手が止まりませんでした。蜘蛛糸や罠を使った戦術が巧妙で、ただの力押しではない頭脳戦が魅力的です。
  • 主人公の独白がテンポよく、シリアスな状況でも笑える場面が多くて読みやすいです。重い展開とコミカルさのバランスが絶妙で、気づけばどんどん読み進めてしまいます。
  • 原作小説の複雑な設定を漫画として分かりやすく再構成していて、ストーリーの流れがとてもスムーズです。迷宮の構造や魔物の強さが視覚的に理解できるので、世界観に没入しやすいです。
  • 進化のたびに姿や能力が変わっていくのが面白く、RPGをプレイしているようなワクワク感があります。特に並列意思の登場以降、主人公の思考が多層化していく描写がクセになります。

悪い所

  • 序盤は迷宮内の独り語りが中心で、他キャラとの絡みが少ないため、物語の広がりが感じにくいときがあります。もう少し早い段階で外の世界との接点が欲しかったです。
  • 戦闘描写は迫力がある一方で、コマが細かく情報量が多い場面では読みづらさを感じることがありました。特に高速戦闘のシーンは状況把握に少し苦労します。
  • 主人公のノリが軽すぎる場面があり、命の危機にある状況でもギャグ調になるため、緊張感が削がれることがありました。シリアスとの落差が大きいと感じる読者もいそうです。
  • 迷宮編が長く続くため、同じような戦闘や探索が繰り返されているように感じる部分がありました。展開にもう少し変化があるとより楽しめたと思います。
  • 原作の複雑な世界設定を反映しているため、伏線や専門用語が多く、初見では理解しづらいところがあります。特に並列する時間軸の描写は慣れるまで混乱しました。

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