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最終更新日:

蜘蛛ですが、なにか? の感想と評価(良いところ、悪いところ)

蜘蛛ですが、なにか?

蜘蛛ですが、なにか?

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著者: かかし朝浩馬場翁輝竜司

連載: ヤングエースUP

ジャンル: 異世界転生ファンタジーバトル・アクションサバイバル

評価: 8.6/10

あらすじ

女子高生だった「私」が目を覚ますと、そこは世界で一番深い迷宮の底。しかも姿は名前すら持たない最弱の蜘蛛。生まれた瞬間から兄弟に食われ、毒を持つ蛙も大蛇も猿の群れも襲ってくる地獄で、頼れるのは前の世界で得た知恵と、どこまでも折れない前向きさだけ。糸で罠を張り、毒を鍛え、格上の相手をだまし討ちしながら少しずつ強くなっていく。迷宮を出れば人の争いに巻き込まれ、世界の仕組みを握る者たちとも顔を合わせるはめに。何度も死にかけては笑って立ち上がる一人語りが軽くて、読むうちにいつのまにか「頑張れ」と声をかけたくなる。上には上がいる世界を、ひとりぼっちの蜘蛛が這い上がる異世界サバイバル!

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読む前に確認したい相性

向いている人

  • 主人公が最弱の立場から始まり、知恵と工夫だけで格上に挑む流れをじっくり追いかけたい人
  • ゲームでステータスやスキルを効率よく伸ばしていく作業が好きで、その感覚を漫画でも味わいたい人
  • 命がけの場面でも軽口を叩き続ける一人語りが延々と続く物語を、肩の力を抜いて読み進めたい人

向いていない人

  • 戦いが繰り返される展開よりも、仲間との会話や友情が少しずつ積み重なっていく物語を読みたい人
  • 細かい数値やスキル名がびっしり並ぶ画面が苦手で、文字量の多い誌面を追いかけるのがしんどい人
  • 人物の絵の丁寧さを重んじる読み方で、作画の得手不得手が目につくと気持ちが冷めてしまう人

良い感想・レビュー

  • 名前すら持たない最弱からの出発で、苦労して調子に乗って死にかけて、また立ち上がる。その繰り返しを見てきたから、強くなってからも応援したくなるんだよな。
  • 戦略を練って、諦めずに食らいつく。蜘蛛子が生き延びてこられたのは、その姿勢のおかげだと思う。格上相手でも工夫で活路を開く粘り強さに、この先の展開まで気になってくる。
  • 蜘蛛の独白がとにかくコミカルで、追い詰められた場面なのに私はふふっと笑ってしまいます。軽口のまま地獄を進む語り口があるので、重い展開も気楽に読めます。
  • バトルシーンが思った以上に濃くて見応えがある。敵キャラクターも豊富で、次はどんな敵が出るのかとドキドキしながら、早く続きが気になって仕方なくなる。
  • 会話がほとんどなく囲み文だらけなのに、ラノベを読んでいる気分にはならない。原作を知らない自分でも状況がすっと入ってきて、漫画としてちゃんと成立していると思った。

悪い感想・レビュー

  • 序盤にあった女子高生らしさが薄れていくほど、強敵と戦うためだけの修行漫画に寄っていく感じがして、バトルに力を入れすぎな作者のノリに途中でついていけなくなった。
  • 生きるか死ぬかの戦いばかりで仲間との交流もほとんどなく、敵が出て倒してレベルが上がる繰り返しに、やり取りの無機質さを感じて途中で疲れてしまった。
  • 蜘蛛の描き方はとても上手いのに、人物になると急に絵が微妙になってしまう。話が進んで人が増えるほど人間の絵の弱さばかりが目について、原作の方で満足しておこうかなと思う。
  • 萌え要素はほぼないし、キモさも絵の演出でうまく中和されている。ただ、熱中して先を追いたくなるほどの勢いはなく、適度にハラハラしながらまったり読める程度でしかない。
  • 他作品のオマージュを探すのも楽しいが、転生前の知識はさほど活きてこない。それよりスキルの数が多すぎて覚えきれないのが、設定を追うだけでも一苦労で正直つらい。

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