レビュー著者: 漫画よしあし
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蜘蛛ですが、なにか? の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 蜘蛛子の軽妙な一人ノリツッコミと圧倒的なポジティブさに、読んでいて元気をもらわない日はありませんでした!どれだけ絶望的な状況でも「やるしかないじゃん!」と立ち向かう彼女の姿に、心から惚れ込みました。
- 格上の強敵に対して、トラップやスキルの組み合わせを駆使して勝機を掴む戦略性が本当に面白いです。ただのチート無双ではなく、一歩間違えれば死ぬというギリギリの緊張感が、バトルに深みを与えています。
- かかし先生の作画が素晴らしく、本来ならグロテスクなはずの蜘蛛が、表情豊かで最高に可愛く見えてくるから不思議です。彼女が美味しそうに(?)魔物を食べている姿を見ていると、いつの間にか癒やされていました。
- 物語が進むにつれて、世界の真実や他の転生者たちの運命が絡み合っていく構成に驚愕しました。初期のサバイバル生活の裏で、これほど巨大な伏線が張られていたのかと、原作の構成力と漫画の表現力に脱帽です。
- システム画面やスキル解説などのゲーム的な要素が視覚的に分かりやすく整理されているので、設定が複雑でもストレスなく没頭できました。成長の喜びをこれほどダイレクトに共有できる作品は、他にありません!
悪い所
- 主人公が蜘蛛の姿であり、食事シーンや脱皮シーンなどで「蟲」としての生々しさが描かれるため、虫が極端に苦手な人には生理的なハードルが高いかもしれません。読み進めるには、少しの慣れが必要です。
- 人間側の視点のエピソードが入る際に、蜘蛛子の物語のテンポが遮られるように感じてしまい、早く迷宮の続きを読ませて!とじれったくなる時期がありました。群像劇としての面白さが出るまでは、少し我慢が必要。
- 物語の後半、能力のインフレが宇宙規模にまで跳ね上がっていくため、初期の泥臭いサバイバルが好きだった自分としては、少し置いてけぼり感を感じてしまう場面がありました。ジャンルそのものが変貌していく衝撃。
- スキル名やステータスの情報量が極めて多いため、一気に読み進めると脳がパンクしそうになる贅沢な疲れを感じます(笑)。じっくりと設定を読み込みたい人には最高ですが、雰囲気で楽しむには少し重いかも。
- 漫画版は現在進行中で、物語の全貌が見えるまでまだ時間がかかりそうなのが唯一の不満です。原作のボリュームを考えると仕方のないことですが、早く結末を知りたい!という欲求を抑えるのが大変です。





