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最終更新日:

忘却バッテリー の感想と評価(良いところ、悪いところ)

忘却バッテリー

忘却バッテリー

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著者: みかわ絵子

連載: 少年ジャンプ+

ジャンル: 高校野球スポーツ青春ギャグ・コメディ

評価: 9/10

あらすじ

中学時代に「怪物バッテリー」と恐れられた投手と捕手。全国の強豪から声がかかっていたはずの二人が選んだのは、野球部すらない都立高校だった。理由は捕手の記憶喪失。野球の知識も技術も忘れ、ただのお調子者になった相棒を、それでも投手は誰とも取り替えない。おまけにこの高校には、才能の差に打ちのめされてグラブを置いた者たちが偶然集まっていた。下ネタまじりのふざけた笑いで油断させておいて、上には上がいるという残酷さをすっと差し込んでくる。その落差で気持ちが何度もひっくり返る。笑って泣かされて、また笑わされる。忘れた記憶と、忘れられなかった情熱の物語!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 下ネタまじりの笑いで油断させてから泣かせにくる、感情の落差が激しい話を丸ごと楽しめる人
  • 才能の差で一度は諦めた側の気持ちがわかり、打ちのめされた人から始まる再起の話を読みたい人
  • 野球のルールを知らないまま敬遠してきたけれど、説明が作中で自然に入るスポーツ漫画なら読んでみたい人

向いていない人

  • 重い場面の直前でも笑いを挟まれるのが苦手で、同じ一発ギャグの繰り返しに飽きやすい人
  • 試合と練習だけを硬派に描く野球漫画を求めていて、騒がれる場面や下ネタの多さが気になる人
  • 少女漫画寄りの線の細い絵柄が題材と合わないと感じやすく、絵で読む気が左右されがちな人

良い感想・レビュー

  • 絵が好みじゃなくて避けていたのに、読んだら野球を知らない私でも笑って泣かされました。弱い部が強豪を倒す話ではなく、環境に恵まれなかっただけの元有望選手が集まっている設定に納得できたんです。
  • 序盤のギャグで爆笑して油断していたら、読むうちに何度も泣かされました。誰にでも才能はあっても自分の上位互換はいくらでもいるという現実を突きつけてくるので、運動部で弱かった私の古傷が疼きます。
  • 笑えるのにシリアスに入ると胸が締めつけられて、感情が上下しっぱなしでした。味方だけでなく敵チームの選手にも家族の話がちゃんとあるから、どっちを応援していいかわからなくなります。
  • 告白されている最中に時間の節約だと爪を切り出す投手で、もう笑ってしまいました。それに記憶を失った捕手にルールを教える形で野球の説明が入るので、俺みたいな野球を知らない人間でもついていけます。
  • 野球の話ですが、高いところで味わう絶望はどの世界にもあります。身に覚えがあって刺さりました。深い闇を絶え間ないギャグで包んである作りに凄みを感じます。大人が読むほうが効くかもしれません。

悪い感想・レビュー

  • 一発ギャグ自体は作中でも寒いものとして扱われているので許せました。ただ、同じネタを何度も繰り返すしつこさがどうにも苦手です。そろそろ重い話かなという場面でも一々挟んでくるので、僕は途中で冷めました。
  • 絵はきれいなんですが、思っていた野球漫画とは違いました。女の子にキャーキャー言われる場面が多すぎるせいで、野球そのものを見ている感じがどうしても薄れてしまいます。そこがちょっと物足りません。
  • 読み進めればキャラの掘り下げがあって読みごたえは増します。それでも序盤の子どもっぽい下ネタギャグにうんざりしてしまい、私はそこで離脱しました。ギャグの量が多いので、好みは大きく分かれると思います。
  • 話は面白いのに、絵がどうにも好みに合いませんでした。少女漫画みたいなタッチに見えてしまって、野球という題材とはちぐはぐに感じます。そこさえ引っかからなければ楽しめるはずです。
  • 設定そのものは面白いと思います。ただ記憶をなくした捕手のノリが、俺には少しうざく感じました。あちこちに話を飛ばさず本筋を太くしてほしいというのが、読んでいての正直な気持ちです。

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