# グラゼニ

## 基本情報

- 著者: 森高夕次、アダチケイジ
- 連載: モーニング
- ジャンル: 青年漫画、お仕事、野球、スポーツ
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年10月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/51ff54fa-1a0a-441c-87fa-5f14011b55e0

## あらすじ

「グラウンドにはゼニが落ちている」。そんな言葉をタイトルに掲げ、成果主義のプロ野球を「カネ」の目線から描いた野球漫画。主人公はプロ野球選手の年俸を全部覚えている左の中継ぎ投手、凡田夏之介。エースでも4番でもない男の頭の中は、いつも自分と他人の年俸のことでいっぱいだ。物語の中心にあるのは、華やかな試合の場面より、契約や査定をめぐる金勘定の話。活躍すれば年俸が上がり、結果が出なければ下がる。その当たり前の仕組みが、選手ひとりひとりの暮らしと将来にそのままはね返ってくる。テレビの中継ではまず見えないプロ野球の懐事情に、思わず身を乗り出すはず。第37回講談社漫画賞を受けた、年俸から読み解くプロ野球ドラマ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 華やかな試合の裏にある、プロ野球選手の**年俸やセカンドキャリアといったお金の事情**をのぞいてみたい人
- スター選手ではなく、他人の稼ぎと比べてしまう**普通の中堅どころの主人公**に共感しながら読みたい人
- 野球のルールに詳しくなくても、**プロ野球のしくみを初歩から学べる漫画**を気軽に楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- エースや4番が活躍する、**試合の緊迫した勝負シーン**を中心にした熱い野球漫画を求めている人
- ヘタウマな**癖のある絵柄**がどうしても気になってしまい、絵のきれいさを重視して漫画を選ぶ人
- 野球と並んで、**主人公の恋が実るまでの過程がじっくり描かれる物語**をたっぷり味わいたい人

## 良い所

- 主人公が全選手の年俸を覚えている中継ぎ投手という設定にまず惹かれました。**試合より年俸をメインにした切り口**が斬新で、一見セコい年俸比較も根が実直なキャラばかりなのでユーモラスに読めます。
- 年俸やチーム内の競争、立ち位置の話がまるでサラリーマン人生のようで面白い。主人公も**エースではない普通の中堅選手**だから、つい他人と自分を比べてしまう姿にすっと入り込める。
- 中継ぎにはほとんど注目していなかったのに、読んでいたら年俸が気になって仕方ない。**スター選手以外にも目が向くようになり**、試合やシーズンオフのニュースまで違う角度で見られそうなのが楽しみ！
- 野球のルールをほとんど知らなくても楽しめました。内角のボール球で次の外角を遠く見せる配球など、**プロ野球を初歩から教えてくれる**作りなので、野球に興味がない人でも話についていけるはずです。
- 裏方の給料や選手のセカンドキャリアまで生々しく描かれるのに、重苦しくなりません。**せちがらい現実を軽やかな娯楽に仕立てる**語り口で、戦力外の別れの季節でさえ読んでいて救われる気がします。

## 悪い所

- 絵はお世辞にも上手とは言えず、あまり好きになれなくて、最初は読む気にならなかったほどです。**ヘタウマな絵柄**は、話が面白いと分かるまでは正直とっつきにくく感じました。
- 年俸の話が軸の作品で、オフシーズンを描く巻では**もう少し野球の緊迫したシーン**を見たくなる。話は面白く、続きも読みたくなるだけに、そこが少し惜しいところだ。
- 有名な賞を取った作品だけに期待したのですが、**野球の描写もストーリーも思ったほど刺さりませんでした**。逆に野球が好きな人ほど、あまりはまらない作品かもしれません。
- 奥さんになる女性とは、恋愛らしい恋愛もないまま結婚まで進んでしまう。勝ったり負けたりする主人公像はいいだけに、**結婚に至るまでの恋の過程**をもう少し詳しく読みたかったな。
- キャラクター自体はあまり好きになれませんでした。序盤はギャグ漫画のようなノリで人物も4頭身で、**作風が落ち着くまでに少し時間がかかります**。電子版はちょっと見にくいのも気になる点です。
