レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

ガス灯野良犬探偵団 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ガス灯野良犬探偵団

ガス灯野良犬探偵団

著者: 松原利光青崎有吾

連載: 週刊ヤングジャンプ

ジャンル: ミステリー歴史サスペンス

評価: 8.8/10

あらすじ

『ガス灯野良犬探偵団』は、19世紀のガス灯がともる都市を舞台に孤児の少年リューイと仲間たちが“野良犬探偵団”として活躍するミステリー漫画。街の裏社会で起こる不可解な事件や陰謀を追い、社会の底辺に生きる者たちの視点から真相に迫る。複雑な人間関係や心理戦、巧妙な伏線が盛り込まれたストーリーと、重厚な背景描写が特徴となっており、読者を引き込む重厚で叙事的な物語構成が展開されている。

良い所

  • 19世紀ロンドン風の陰鬱で緻密な世界観が背景から細部まで描かれていて、そこに生きる少年少女の姿がリアルに迫ってくる重厚さを感じた。
  • 主人公・リューイと仲間たちの関係性が丁寧に描かれており、サスペンスとヒューマンドラマが高いレベルで融合していて引き込まれた。
  • 伏線の張り方が巧妙で、先の展開を予測しながら読む楽しみがあり、重要な局面での回収が鮮やかだった。
  • 松原利光の画力による心理戦やアクションシーンの構図と演出が迫力あるビジュアルで展開され、読書体験として満足度が高い。
  • 脇役キャラクターそれぞれにも背景があり、単なる推理漫画以上の深みと厚みを感じた。

悪い所

  • 序盤は設定説明や時代背景の描写が多く、作品世界に入り込むまでに時間がかかり、初見ではやや取っ付きにくかった。
  • 暗い描写や陰鬱な雰囲気が続くため、軽快に楽しみたい人には読後感が重く感じられる点がある。
  • 登場人物が多数で関係性がやや複雑なため、名前や立場を整理しながら読む必要があり少し負担に感じた。
  • 心理戦や伏線の密度が高い反面、展開がじっくりしているためテンポの速い読書体験を求めている読者には不向きな部分があると感じた。
  • シリアスな展開が続くため、息抜きやコメディ要素が少なく、長時間読むと疲労感を覚える場面もあった。

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