# 古代戦士ハニワット

## 基本情報

- 著者: 武富健治
- 連載: 漫画アクション
- ジャンル: バトル・アクション、伝奇・ホラー
- 評価: 7.8/10
- 最終更新日: 2026年06月11日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/52cafe55-1ebd-414e-a383-7aa879fed3cb

## あらすじ

長野の善光寺市に、神話がそのまま這い出てくる。古来「蚩尤」と恐れられた巨大土偶ドグーンが、ただ前へ前へと街を踏み潰す。戦車もミサイルもまるで歯が立たず、人は虫けらのように潰されていく。この理不尽に挑めるのはただ一人。土の鎧「埴輪土」に魂を移した古代戦士・埴輪徒だけだ。神代の言葉が飛び交い、巫女アチメとの接続が切れれば即、死ぬ。シン・ゴジラのような社会のざわめきと、古事記の神話が地続きで殴り合う。戦いが長引くほど各地の神社に新たなドグーンが現れ、日本そのものが戦場と化していく。『鈴木先生』の武富健治が幼い頃から温め続けた、土の匂いがむせ返る神話バトル！

## 良い所

- エヴァを埴輪にして使徒を土偶にしたらこうなった、という感じ。**ガチの神代用語**と丁寧な描写で読み始めから引き込まれた。土偶がほのかに可愛くてなごむのも意外で、シンプルに面白い
- ほとんど敵と闘わず、**寺社会の準備や調整**を延々見せられる漫画なのに、どのコマも書き込みが細かくて油断ならず、退屈しなかった。爆発的な盛り上がりへエネルギーを充填し続ける胆力に脱帽
- **父霊と地母神が交わり生まれる霊的生命体**という設定に痺れた。この物語自体が遥かな未来に記された歴史書の抜粋だった、と明かされるエピローグが最高。ここからが本当の戦いの始まりというのがたまらない
- 「鈴木先生」の作者が幼年期から構想していた伝奇アクション。一種異様な迫力と緊張感の続くドラマから目が離せないまま読み終えた。事態はそれほど進展してないのに、なぜか読ませる
- **戸隠神宮・美保神宮・諏訪大神社**など、微妙に変えてあるけどモデルがすぐ分かる実在神社の名称と景色がじゃんじゃん出てくる。知ってる人にはツボが深すぎる作品。

## 悪い所

- 商業作品としてやるにはテンポが遅すぎると感じた。作者のライフワーク的な思い入れは分かるけど、その分丁寧すぎる。**主人公らしき存在が冒頭以外に登場すらしない**のには戸惑った
- 謎のまま物語が進んでる気がする。時系列的にもあまり進んでいないように感じるし、正直なところ絵が頭に入ってこないかもしれない。自分にはちょっと合わなかった
- 基本はシチュエーションを変えて**蚩尤が出てきて蚩尤収めをする繰り返し**になってしまう。世界観や構造がほとんど説明されないままなのが、読んでいてずっと気になった
- かなり想定外のストーリーだった。中盤は飽きてきたのが本音で、もう少し共感しやすい展開が嬉しかった。唯一無二なのは分かるけど、人を選ぶ作品だと思う
- 見慣れるとそうでもないけど、最初は**絵柄に違和感がありまくり**だった。諸星大二郎がエヴァを描くとこうなる、と言われるのも肯ける独特さで、入口のハードルは高い
