# 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス

## 基本情報

- 著者: 葛木ヒヨン、海冬レイジ
- 連載: ガンダムエース
- ジャンル: 宇宙戦、ミリタリー、SF、アクション
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年04月26日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/558281ee-86b8-4321-9a6f-7f6eeaf6b01c

## あらすじ

宇宙世紀0089年、サイド4のコロニー「オリンポス」に住む少年マシロ・オークス。平和に暮らしていた彼は、謎のモビルスーツ「オーヴェロン」との出会いにより、自らに眠る「パプテマス・シロッコの再来」という驚愕の運命に翻弄されていく。葛木ヒヨン×海冬レイジが贈る、グリプス戦役の亡霊たちが交錯する衝撃のガンダム外伝！

## この漫画を読むのに向いている人

- 長く続くシリーズの歴史を深く知り、**正史を補うような緻密で野心的な外伝**にわくわくしたい人
- 美しく描き込まれた**巨大ロボット同士の戦い**を、迫力ある画面でじっくり堪能したい人
- **伏線をていねいに張りめぐらせる構成**と、設定を活かした骨太な人間ドラマを楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- シリーズの設定にくわしくなく、**予備知識なしで気軽に読みはじめたい**人
- 謎解きの序盤よりも、すぐに**派手な戦いの爽快感**を味わいたい人
- 専門用語や前提知識が多い物語より、**誰でもすっと入れる入門的な作品**を求めている人

## 良い所

- シロッコの意志を継ぐという**衝撃的な設定と、白いジ・オの格好良さ**に一瞬で心を奪われました！パプテマス・シロッコという男の深淵に触れるような物語に、長年のガンダムファンとして震えが止まりません。
- 葛木ヒヨン先生の描くMS戦がとにかく美しく、特に**オーヴェロンの圧倒的な威圧感**の表現が凄まじいです。宇宙世紀の正史を補完するような緻密なストーリー展開に、毎話ワクワクしながら読み進められました。
- マシロという少年が、**巨大な運命の渦の中で自分自身を見つけようと足掻く姿**に強く共感しました。ただのファンサービスに留まらない、一人の人間の成長ドラマとして非常に完成度が高いと感じます。
- ハマーンやシロッコといった**レジェンドたちの影が物語に深みを与えていて**、かつてのZやZZの興奮が蘇るようです。過去の亡霊たちと決別しようとする若者たちの熱いドラマに、胸が熱くなりました。
- 完結まで一気に読みましたが、**オーヴェロンの隠されたギミックが明かされる瞬間**はまさに鳥肌モノでした！MSの美しさと物語のミステリアスな雰囲気が完璧に融合した、ガンダム漫画の傑作だと思います。

## 悪い所

- 宇宙世紀の知識、特に**ZやZZの詳細な設定を知っていないと**、物語の状況や専門用語を理解するのが難しい場面があるかもしれません。初心者よりも、コアなファン向けのかなりマニアックな内容だと感じました。
- 序盤のミステリー要素が少し長引くため、**本格的なMSバトルが始まるまで**が少しじれったく感じてしまう人もいるかも。じっくりと伏線を張っていく構成なので、爽快感だけを求めていると少し重く感じるかもしれません。
- 主人公のマシロが**シロッコという強烈な個性の影に隠れてしまい**、彼自身の主体性が少し弱く見えてしまう時期がありました。もっと彼自身の「個」としての意志が強く描かれるシーンがもっと欲しかったです。
- **一部のMSデザインがかなり複雑**で、漫画の白黒画面だと戦闘中の動きが少し把握しにくいと感じる回がありました。非常に緻密で美しいのですが、アニメのような動的な分かりやすさを期待すると少し混乱するかも。
- 物語の結末に向けての展開が少し哲学的というか、**感覚的な描写が多くなった**ことで、少し置いてけぼり感を味わってしまいました。もっとストレートな決着が見たかった、というのが個人的な好みの不満です。
