# 謎の彼女X

## 基本情報

- 著者: 植芝理一
- 連載: 月刊アフタヌーン
- ジャンル: 恋愛、青春、ラブコメ、学園
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月15日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/59846d71-893e-4845-bc98-7faad889af48

## あらすじ

高校二年の教室に、前髪で目を隠した転校生がやってくる。ある日、机に残っていた彼女のよだれを舐めた少年は、そこから相手の気持ちがまっすぐ流れこんでくることに気づく。言葉より先によだれで通じ合うという、奇妙きわまりない交際の始まり。手をつなぐより前に心の内側を知ってしまう二人は、ぶっきらぼうなやりとりを重ねながら、少しずつ相手の輪郭をつかんでいく。友人たちの恋も絡み、放課後の教室や帰り道が、くすぐったい時間で満ちていく。派手な事件は起きない。それでも、何も起きない日々をただ一緒に過ごしたいという願いだけが、二人を卒業の日まで運んでいく。気味悪さと愛おしさが背中合わせになった、忘れがたい青春！

## この漫画を読むのに向いている人

- **風変わりな設定をおもしろがれる**懐の広さがあって、変な入り口の恋物語ほど読みたくなる人
- 派手な出来事よりも、**事件が起きないまま過ぎる時間のいとおしさ**をゆっくり描く物語に心が動く人
- そっけない相手が**ふとした瞬間に見せる落差**にグッとくるような、恋のときめきを味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **体液にまつわる描写が繰り返される**と手が止まってしまい、そこから物語に入りづらくなってしまう人
- **風変わりすぎる愛情表現**よりも、素直で見慣れた甘さのある恋人同士のやりとりを楽しみたい人
- 前髪で表情が隠れがちなヒロインの**笑い方や仕草に漂う不気味さ**が引っかかり、素直に可愛いと思えるヒロイン像を求める人

## 良い所

- 夢のなかで踊る場面で完全に持っていかれました。**現実と夢の境目がゆるくなっていく描き方**が心地よく、そこから先はこの世界の空気を吸っているような気持ちで読み進めています。
- 後半はのんびりした一話完結が続いて、大きな事件は起きません。それでも読み終えると妙に満ち足りていて、**何も起きない日々がそのままご褒美になる話**もあるのだと知りました。
- 入り口はどぎつくて、こんな話を最後まで読めるのかと身構えていた。ところが読むうちに**きわどい始まりがまっすぐな青春の物語に変わっていく**のがわかり、脇役たちの恋の行方まで含めて気持ちよく読み終えた。
- よだれで相手の気持ちまで伝わるという思いつきだけなら奇抜で終わりそうなのに、**触れ合わずに心だけが通じてしまう距離の作り方**が細かく練られていて、読むほどに感心してしまう。
- 普段はそっけなくて何を考えているのかまるでつかめないのに、ふいに気を許した顔をのぞかせる瞬間があります。**素っ気なさが一瞬だけほどける落差**がずるくて、つい目で追いかけてしまいます。

## 悪い所

- 机に落ちたよだれを舐める場面で、素直に『うわ、汚い』と声が出た。**口のなかのものを他人が舐めるという入り口**がどうしても越えられず、物語に入る前に気持ちが引いてしまう。
- 話の作りが上手いかどうか以前に、**体液で気持ちを伝え合うという前提そのもの**が生理的に無理でした。一場面ごとに体がすくんでしまい、最後まで気持ちがついていきませんでした。
- 二人のやりとりを追いかけても、恋人同士というより変わった生き物を眺めている感じが抜けない。**愛情表現の形が自分の感覚から遠すぎる**せいで、応援したい気持ちがどうしても湧いてこない。
- 前髪で顔が隠れていて笑い方も仕草もいちいち不気味で、最初は正直こわかった。**不気味だからこそ目が離せないところがある**ぶん、嫌だと思いつつもつい見入ってしまい、落ち着かない読み心地だった。
- 無料で読める分を開いてみたものの、そこでもう十分だと思ってしまいました。**気持ち悪さが先に立って話が頭に入ってこない**状態で、続きにお金を出す気にはとてもなれませんでした。
