# あずみ

## 基本情報

- 著者: 小山ゆう
- 連載: ビッグコミックスペリオール
- ジャンル: 青年漫画、時代劇、アクション
- 評価: 8.6/10
- 最終更新日: 2026年08月10日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/59c473b0-f3cd-4bbc-b645-e0b3ff0de99d

## あらすじ

関ヶ原が終わり、天下はようやく静まりかけていた。だが火種はまだくすぶる。徳川の側近は山奥に戦で親を失った子らを集め、刺客として育てさせる。剣だけを頼りに育ったあずみに、山を下りる日、爺は残酷な試練を課す。二人一組で斬り合え。淡い想いを寄せた幼馴染を自らの手にかけ、あずみは血にまみれた道へ踏み出す。謀反を企てる者を消す旅のなかで、共に育った仲間は一人また一人と欠けていく。なぜ人を斬らねばならないのか。答えの出ない問いを抱えたまま、あずみの刀は誰よりも速く、誰よりも哀しい。泰平の礎に流された血と、少女がただ願った静かな暮らし。時代劇の頂に立つ刺客譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- ただ斬り合うだけで終わらず、**斬られる側の事情や願いまで描く時代劇**をじっくり読みたい人
- 敵をなぎ倒す強さそのものより、**その裏側にある孤独や迷い**のほうを追いかけて読みたい人
- 表情や息づかいまで伝わる**濃い人間ドラマ**を、長い物語で腰を据えてどっぷり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 終盤は似た形の死闘が続き、**幕引きにも割り切れなさ**が残るので、きれいに畳まれた結末を求める人
- 好きになった仲間ほど**むごい最期を迎える流れ**が多いため、読み終えたあとの重さが苦手な人
- 人を斬る場面も性を扱う場面も**描写がかなり生々しい**ので、刺激の強い表現を避けたい人

## 良い所

- 読んでいてつらくなる話なのに、ときどき挟まるほのぼのした場面がまた悲しさを増してくる。小山先生の描く顔は**表情の一つひとつまで生きていて**、何度も胸を突かれた。
- 丸みのある古い絵柄と、話の残酷さの落差がすごい。誰より強いのに、**その裏にある悲しい定めと迷い**から目が離せなくて、そのまま最後まで一気に読み切ってしまいました。
- 剣を振るう場面がとにかく格好いい。ただ斬るだけで終わらず、**斬られる側の背景や願いまで丁寧に描かれる**から、読むたび胸が締めつけられる。時代劇漫画の頂点だと思う。
- 背負う使命の重さと、年相応の少女らしいあどけなさ。この**使命と幼さの落差**にやられました。刀を振るう速さまで紙の上から伝わってきて、絵から目が離せません。
- これだけ長い話なのに、最後まで勢いが落ちない。戦乱を終わらせるため**陰で血を流した者たちの悲しみ**が読み終えたあとも残り、しばらく頭から離れない。

## 悪い所

- 後半は狙われて返り討ちにする流れの繰り返しで、正直だれた。話が大きく動かないまま**同じ形の死闘**ばかり続くので、さすがに長すぎると感じてしまう。中盤にも要らない話があった。
- 最後まで読んだものの、終わり方に未消化な感じが残る。畳みきれない謎や、**悪役が生き残ったままの幕引き**もあって、すっきり終わると思っていた分だけ肩透かしだった。
- 気に入った仲間ほど**むごい死に方**をしていくのがきつい。救いのない展開が続くので、途中で読むのをやめたくなるほど精神的にきつかった。楽しく読める話ではない。
- 本人がどれだけ悩んでも、やっているのは結局**大量の人斬り**。時代のせいだと分かっていても気持ちを寄せるのは難しく、受け入れづらい過激な場面も多かった。
- 少女が容赦なく人を斬る場面や、性を扱う描写がかなり生々しい。**丸っこい絵だからこそ際立つ痛々しさ**があって、読む人はかなり選ぶと思う。気軽には勧めにくい。
