# PandoraHearts

## 基本情報

- 著者: 望月淳
- 連載: 月刊Gファンタジー
- ジャンル: ゴシックアクションミステリー、ダークファンタジー
- 評価: 9.3/10
- 最終更新日: 2026年07月21日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/5a4c55d6-202d-4b55-bd91-d6749c1e8560

## あらすじ

15歳の成人の儀式のさなか、身に覚えのない罪を理由に闇の監獄アヴィスへ堕とされた公爵家の跡取りオズ。暗闇で出会った少女アリスと契約を結び現世へ戻ると、そこは思いもよらぬ10年後の世界だった。失われたアリスの記憶を集める旅の先で、100年前に首都が沈んだ悲劇の謎が少しずつ解き明かされていく。やがて明かされるのは、オズ自身の出自と、英雄と呼ばれた男の狂気。時系列が複雑に絡み合いながらも、張り巡らされた伏線が終盤でひとつに束ねられていく。読み返すたびに新しい発見があり、重い痛みの底に確かな温かさと優しさが残る、怒涛の伏線回収ゴシックミステリー！

## この漫画を読むのに向いている人

- 終盤にかけて張り巡らされた**緻密な伏線**が一気に束ねられていく快感を、腰を据えて味わいたい人
- 重く切ない過去を抱えた登場人物たちの、**細やかな心理描写**をじっくり追いかけていきたい人
- 一度読んで終わらせず、何度も読み返しては、そのたびに**新しい発見**を掘り起こしていきたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 一度読んだだけで話の筋がすっと頭に入る、**見通しのいい分かりやすい物語**を求めている人
- 時間軸が現在と過去を何度も行き来するような、**入り組んだ構成**を追いかけるのが苦手な人
- 序盤からテンポよく話がぐいぐい動いてほしくて、**長くじっくり続く序章**を待ちきれない人

## 良い所

- 最初は伏線を置いていくだけの話が、どんどん複雑に絡み合って、最後には綺麗に回収されていきます。何度読み返しても新しい発見があって、そのたびに胸が熱くなりました。**伏線の織り込み方**にただ唸るばかりです
- 予想もつかない展開と、内面まで格好いいキャラたちに引っ張られました。**決めつけが拒絶になるという視点**まで残してくれて、ただの娯楽で終わらない作品です
- 難しい物語なのに、読み終えるとたくさんの温かさと優しさが残りました。オズやアリス、ギルが人と触れ合いながら、進む道を手さぐりで探していく姿に、**成長のまぶしさ**を感じます
- 最初からあらすじが決まっていたと思えるほど、最後まで崩れずにラストへ繋がる構成でした。人気のキャラだろうと容赦なく舞台から消えていく展開は**えげつない筋運び**で、これは褒め言葉です
- 絵が綺麗で、不思議な空間の描き方がうまいなと感じました。重い話が続くのに、ふいに挟まるギャグに救われます。この**独特のミステリアスな空気**がたまらないです

## 悪い所

- 後半になるほど**情報の密度**が上がって、一度読んだだけでは話が入ってきませんでした。現在と100年前を行き来するので、誰が何のために戦っているのか見失って、途中で疲れてしまいました
- キャラ同士の関係や設定がとにかく複雑で、**置いてけぼりにされる感じ**がありました。もう少し整理して分かりやすくしてくれたら、もっと入り込めたのにと惜しさが残ります
- 色んなキャラが時間を飛ばされまくって混乱しました。悲しい過去が明かされる場面ばかりで、**そろそろ救いがほしくなるしんどさ**があって、正直リタイアしそうになりました
- 序盤はぐっと面白いのに、その先がいけないと感じました。しばらくは長い序章が続くような手ざわりで、**入口のとっつきにくさ**のせいで脱落してしまう人も出てきそうです
- 謎が謎を生む展開で、分かりやすい話を好む人にはつまらないかもしれません。ハマれるかどうかで評価がくっきり割れる作品で、この**複雑に入り組んだ難解さ**についていけない人もいると思います
