# 放課後カルテ

## 基本情報

- 著者: 日生マユ
- 連載: BE・LOVE
- ジャンル: 医療、ヒューマンドラマ
- 評価: 8.5/10
- 最終更新日: 2026年08月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/5c7bb50f-af0b-43ae-b89c-ffef418fd01b

## あらすじ

「なるべく保健室には来るな」。ボサボサ頭で口の悪い小児科医の牧野が、産休に入った養護教諭の代わりに小学校の保健室へやってくる。子どもも担任の先生も、最初はこの無愛想な医者を遠ざけた。けれど牧野の目は、誰も気づかない体の異変と、言葉にならないSOSを見つけ出す。授業中に眠り込んでしまう子、食べては吐く子、家のことで心をすり減らす子。すぐそばにいた大人が見落としてきた苦しさに、牧野はまっすぐ向き合っていく。子どもは弱音を隠す。見抜ける大人がひとりいるかどうかで、その先が変わる。反発していた担任たちも少しずつ牧野を頼りはじめ、牧野自身も変わっていく。保健室から始まる、命と未来を見つめる学校医の記録！

## この漫画を読むのに向いている人

- 子どもの病気やその対処が**ていねいに描かれた医療もの**を読んで、知識ごと持ち帰りたい人
- 口は悪いのに**子どもを守るために動く大人**が出てくる話に弱く、不器用な人物ほど好きになる人
- 子どもの頃に感じた**言葉にできない息苦しさ**を思い出しながら、静かに泣ける話を求める人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 毎回のように**新しい症例が出てくる展開**を都合よく感じてしまい、細かい設定の粗が気になる人
- 恋の行方や**甘い関係の進展**を軸にした学園ものを期待していて、真面目な題材だと物足りない人
- **重い家庭の事情や心の傷**を扱う話が続くとつらくなり、読み終えた後は明るい気分でいたい人

## 良い所

- 「保健室に来るな」と言い放つ先生に最初は引いた。それでもこの人の目は**子どもが隠した不調**を絶対に見逃さない。無愛想な言葉の裏側が見えてくると、もう嫌いになれなかった。
- 出てくる病名がどれも具体的で、読んでいるだけで自然と覚えてしまいます。**どう声をかけるか**まで考えさせる描き方なので、身近に似た子がいたらどうするかを何度も考え直しました。
- 子どもは大人に気を遣って不調を隠す。そこを丁寧に描くから、自分が小学生だったころの**息苦しさ**まで引っ張り出される。読んでいてしんどいのに、途中でやめられない。
- 追い詰められた子に「ひとりで抱え込まなくていい」と伝える場面で涙が出ました。**痕を残さないように治す**という言葉が、体だけでなく心にも向けられていると伝わってきます。
- 病気を出しては解決するだけの話で終わらないのがいい。**大人が見落とした苦しさ**を拾い上げる視点があるから、子どもと関わる仕事をしている人にこそ読んでほしい。

## 悪い所

- ひとつの学校でこんなに病気が続くだろうか。**次々と症例が出てくる展開**にはさすがに引っかかった。物語だから仕方ないと分かってはいるものの、最後まで飲み込めなかった。
- 主人公の口の悪さがどうにも受け付けない。**わざと敵を作るような物言い**で周りが警戒するのは当たり前なのに、理解しない側が悪いような空気になるのは納得がいかない。
- 校医が来るまで誰ひとり気づかなかったという設定には、**周りの大人が無関心すぎる**印象しか残らない。担任も親も何ひとつ疑わなかったのかと、つい首をかしげてしまう。
- タイトルから先生同士の恋の話も少し期待していたので、**色恋の要素がほぼない**のは肩透かしでした。真面目な作りなのは分かりますが、甘さを求めて読むと物足りません。
- 絵柄の好みが分かれるうえに、扱う題材がとにかく重い。読み終えるたびに**気持ちが沈む**ので、元気がほしい日にはどうしても手が伸びず、しばらく積んだままだった。
