# ライジングサンＲ

## 基本情報

- 著者: 藤原さとし
- 連載: 漫画アクション
- ジャンル: 青年漫画、レスキュー漫画、職業・ヒューマンドラマ
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年10月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/5d12547d-353d-4e54-89a3-3f848343bc87

## あらすじ

陸上自衛官になった甲斐一気は、精鋭レンジャーにあこがれながらも出番のない毎日にくすぶっていた。山で遭難した人を探す非常呼集に出て、自分の無力さを思い知ったことで、ついに念願の養成訓練へ。バディの相楽たちと眠らずに山を越え、脱落者が相次ぐ「最終想定」に挑む。仲間と支え合い、徽章を手にした先に待っていたのは、王峰山の大噴火だった。噴石と火砕流が登山客を襲う現場、届く撤退命令、現場を知らないSNSの声。それでもイッキたちは取り残された人を探し続け、ヘリの機長や同期の神崎と命がけの救出に挑む。単なる英雄譚では終わらない、無力さを抱えて前へ進む自衛官たちの救助ドラマ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 武力の見せ場より、**自衛隊の訓練や日々の暮らしのリアルな描写**をじっくり味わいたい人
- 眠らずに山を越えるような、**極限まで追い込まれながら仲間と支え合う**姿に胸を熱くしたい人
- 外からの批判や撤退命令に揺れる、**きれいごとで終わらない災害救助の現場**を知りたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 絵の色気やキャラの見分けやすさを大事にして、**画面の華やかさで物語に引き込まれたい**人
- **説明的なセリフや専門用語が続く場面**が苦手で、テンポよくさくさくページをめくりたい人
- 完結作を読むなら、伏線がきれいに回収された**すっきりした大団円の結末**をなにより求める人

## 良い所

- 自衛隊ものは武力を見せつける話が多いなか、**訓練そのものに焦点をあわせた**珍しい漫画です。防衛大を描いた『あおざくら』と読み比べると違いがわかって面白いです。レンジャー訓練は過酷すぎて驚きます。
- 無鉄砲で熱い主人公は王道だけど、**自衛官の暮らしの細かいところまで描きこんでいる**から既視感がない。ドッグタグの用途やズボンのボタンの硬さ、宿舎のシーツの敷き方まで出てきて感心した！
- 現場の実態を知らない好き勝手なSNS投稿が、**救助にあたる隊員の心を傷つける様**をよく描いている。災害のたびに見かける「ネット軍師」は「あるある」だし、明治2曹の台詞は至言だ。
- 前作で一緒だった神崎のその後が描かれているのはありがたい。**安全なルールに従うか、全員を救うために危険へ踏みこむか**。救助の現場で実際に直面しそうな葛藤だ。
- フィクションとわかっていても、**救助現場の大変さや過酷さ**が十分に伝わってきます。普段は知る機会のない隊員の訓練や生活も描かれていて、自衛隊のみなさんには頭が上がりません。

## 悪い所

- 絵の魅力や色気に欠けるうえ、**キャラの描き分けが不安定で見分けにくい**のがつらい。性格も極端で、主人公が悩む場面も演出が過剰なせいか共感しきれなかった。淡々としたルポ寄りなら好みだったかも。
- 訓練がそろそろ終わるかと思えば、まだ続く。**話の引き延ばし感**はあるけれど、まあいいか。体脂肪5%の助教や学生長のエピソードがメインで、主人公の一気は掛け声担当になっているのが笑える。
- バディの荷物交代を断ったところで嫌な予感はしたものの、**体温が下がりすぎて救護車の世話になる展開**は理解を超えていた。どうなったらそうなるのか。相楽の過去も、優秀すぎる兄への劣等感というありきたりな話だ。
- 完結したのに、**モヤっとする疑問が残る終わり方**だった。ラストに現れた見知らぬ人物たちは誰なのか、続編への伏線なのか。主人公と周囲の関係もはっきりしないまま終わる。
- 文字が多いぶん具体的で面白い反面、**説明的なセリフや専門的な解説が長く続く**のが気になります。漫画としてのテンポが落ち、読み進めるのがしんどい時もあります。
