# H2

## 基本情報

- 著者: あだち充
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、高校野球、スポーツ、青春、ラブコメ
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/5f4f31b8-9899-47a2-b8dd-ca8ae471fd86

## あらすじ

関東大会を二連覇した黄金バッテリーが、医者から肘と腰に爆弾があると告げられ、野球部のない高校へ進んだ。ところが診断はまるっきりの誤り。二人は野球好きの集まる愛好会を正式な部へ押し上げ、甲子園への坂道を登りはじめる。名門校へ進んだ親友は高校球界でも指折りの強打者になり、幼なじみの少女はその恋人。育つのが遅かった主人公は、遅れてきた思春期のなかで自分の気持ちに気づいてしまう。言えないまま迎えた最後の夏、二つの高校は甲子園の準決勝でぶつかる。マウンドと打席で向き合う親友同士、その先を見つめる二人の少女。投げる一球ごとに、口にできない想いが乗っていく。省略とコマの間だけで語りきる、四人の最後の夏！

## この漫画を読むのに向いている人

- **野球の熱さと淡い恋が半々で進む青春もの**を、腰を据えて最初からじっくり味わいたい人
- 説明しすぎない**間や余白で気持ちを読ませる描き方**が好きで、行間を自分で埋めながら読み進めたい人
- 主役の陰でくすぶる控えの選手が泥くさく踏ん張る場面に弱くて、**報われない努力が実る回**で泣いてしまう人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 恋の行方にはっきり決着がつかないと落ち着かず、**結末を読者に委ねる終わり方**が苦手な人
- 気持ちを口にしないまま主人公が揺れ続ける展開に付き合いきれず、**煮え切らない距離感**にいらだつ人
- 同じ作者の他の作品と絵が似ているため、**見分けのつきにくい顔立ち**が読むうちに気になってしまう人

## 良い所

- 野球部すらない学校で、愛好会から始める**立ち上げのわくわく感**がたまらない。わき役の一人ひとりにちゃんと見せ場があって、正捕手の人の良さには何度も救われた。
- 目立つことしか頭になかった一番打者が、疲れきったエースを休ませるためにマウンドへ上がります。打たれても投げ続けた**泥まみれの完投**に、私は声を上げて泣きました。
- セリフを削り、表情も大げさにしない。それでも登場人物が何を抱えているのかは伝わる。**言わせずに見せる間の取り方**はこの作品が頂点だと思う。読み返すたび拾えるものが増えた。
- 春も夏も甲子園をちゃんと描いてくれます。だからエースと強打者が**ぶつかるたび重くなる背負いもの**が積み上がって、二人が次はどこで当たるのか、最後まで待ち遠しかったです。
- 顔がみんな同じだと切り捨てていた私が沼にはまった。わき役にも、なぜそうなったのかという過去が用意されている。**悪役にすら納得できる背景**を端折らないところがうれしい。

## 悪い所

- あれだけ引っ張っておいて、決勝の行方は読者の想像にお任せという幕引き。**投げっぱなしに見える結末**が受け入れられず、集めた本は最終回まで読んで手放しました。
- 主人公が幼なじみへの未練を引きずる場面ばかりで、期待していたときめきはほとんどなかった。断ち切れないまま相手の家へ通う姿には、**呆れに近い気持ち**しか湧かない。
- 終盤は宿命の対決ばかりが描かれて、ずっと主人公を支えてきたマネージャーが蚊帳の外に置かれます。**支えた側の報われなさ**が引っかかって、素直には喜べませんでした。
- 完璧すぎるヒロインがどうしても好きになれなかった。思わせぶりな態度で二人の男を振り回しているように見えて、**煮え切らない四角関係**にテンションが下がる一方だった。
- どの作品も人物の顔立ちが似ていて、読みながら見分けに困る場面があった。話がきちんと閉じないまま終わるので、**片づかずに残る釈然としなさ**がずっと居座っている。
