# 宇宙家族カールビンソンSC完全版

## 基本情報

- 著者: あさりよしとお
- 連載: 月刊アフタヌーン
- ジャンル: ギャグ、日常、コメディ、SF
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年08月11日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/6406d059-c360-44e0-80f2-d707bead6080

## あらすじ

宇宙暦昭和47年、旅芸人一座の宇宙船が見知らぬ船とぶつかった。相手の船は未開の惑星に落ち、生き残ったのは赤ん坊がたったひとり。一座の面々は救助が来るまでの間、その子の母星の暮らしをまるごと再現し、家族を演じて育てると決める。ロボットめいた「おとうさん」、毛むくじゃらの「おかあさん」、小動物の姿をした頭脳役。にわか仕立ての親たちは警察も学校も商店もこしらえ、幼い娘の毎日をまるごと守りにかかる。原住民や後から住みついた居候まで巻き込んで、その町はどんどん賑やかになっていく。壊れきった世界のはずなのに、ふしぎと温かい。ドタバタ騒ぎの裏でじわりと胸に来る、宇宙一へんてこな家族ごっこ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 血のつながらない者どうしが集まって、**家族のふりがいつのまにか本物になる**話に弱い人
- 筋を追うことより、**変な生き物だらけの町に流れるゆるい時間**にただひたっていたい人
- 昔の特撮や映画のパロディが画面のあちこちに仕込まれていて、**元ネタ探しでにやりとしたい**人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 物語の筋がきちんと前へ進んで、**最後まで畳まれた結末**にたどり着かないと落ち着かない人
- 元ネタを調べながら読むのが面倒で、**説明のないまま飛んでいく展開**についていけない人
- 絵柄にも世界観にも統一感がほしくて、**なんでもありのごちゃついた画面**が落ち着かない人

## 良い所

- 事故で生き残った赤ん坊を旅芸人一座が育てると知って、最初は素直に泣きそうになりました。それが読み進めるうちに**訳のわからないシュールなギャグ**へ転がっていく落差がたまらないです。
- 壊れきった世界観なのに、読んでいると不思議と温かい気持ちになる。**シュールなギャグとSFのごちゃ混ぜ加減**がちょうどよく、変な生き物だらけなのに居心地がいいのが自分でも不思議だ。
- 普段は何を考えているかわからない「おとうさん」が、娘のことになると本気になります。あの**つかみどころのなさと本気の落差**が僕は好きで、友達と回し読みしたころを今でも覚えています。
- 物騒な指名手配犯が来ようが厄介な迷惑男が来ようが、この町の住人にかかれば全員ペースを乱されて形なし。**誰も彼もが濃すぎる住人たち**を眺めているだけで、私はいつも笑ってしまいます。
- ここまで自由に描いても読者にちゃんと通じるのか、と当時の俺は驚かされた。**漫画の常識を広げてくれた作品**で、五十を過ぎた今でも場面を覚えているくらい食らったのだと思う。

## 悪い所

- 元ネタが**マニアックすぎる特撮パロディ**ばかりで、初めて読んだときも今もほとんどわかりません。解説サイトを開きながら読むはめになって、正直そこは面倒でした。
- 泣きそうになる導入から一転、次の話では「ここどこ？」という気分になりました。**話の飛び方についていけない**まま数話が過ぎてしまい、正直なところ僕には難しかったです。
- 八〇年代から続いている作品なので、使われているネタがかなり古い。**知らないと意味不明で不条理に見える**場面が多くて、正直に言うと私はついていけないことがよくありました。
- 掲載誌の休刊で二度も移籍した末に長期休載中で、**主人公の母星をめぐる筋はほぼ動かないまま**です。完結を待っていた身としては、この止まり方が惜しくてなりません。
- キャラがどいつもこいつも濃すぎて、コメディばかりが前面に出てくる。おかげで**物語の軸を見失いそうになる**ところがあり、味だとわかっていても俺は少し物足りなかった。
