# うしおととら

## 基本情報

- 著者: 藤田和日郎
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、伝奇アクション、ダークファンタジー
- 評価: 9.3/10
- 最終更新日: 2026年07月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/6705776a-41de-4b83-adfb-7a6ffd238554

## あらすじ

寺の息子・蒼月潮が蔵の地下で見つけたのは、獣の槍で岩に縫い付けられ、二百五十年も封じられてきた大妖怪だった。放たれた邪気が幼馴染を襲い、潮はやむなく封印を解いてしまう。隙あらば自分を喰らおうとする「とら」と、憎まれ口を叩き合いながら組み、人に仇なす妖怪へ立ち向かう日々が始まる。やがて潮は、死んだと聞かされていた母が、世界を滅ぼす最悪の妖怪を日本の底で封じ続けていると知り、母を求めて全国へ旅立つ。行く先々で出会った人と妖の縁が、絶望の淵に沈む潮を後押しし、いつしか国じゅうの人間と妖怪を巻き込む総力戦へと転がっていく。笑って泣いて、拳を握りしめて読み進める妖怪バディの王道熱血譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- 長い旅で積み重ねた話が終盤で一気に**一点へ収束するカタルシス**をたっぷり味わいたい人
- 人も妖怪も敵味方を超えて手を取り合う**王道の熱血バディもの**にとことん胸を熱くしたい人
- 絵柄が泥臭くても気にせず、**必死に生きる人間の姿**をまっすぐ描いた作品に惹かれる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 線の多い荒々しくクセの強い絵柄が苦手で、**すっきり整った現代風の作画**でないと読みづらい人
- 序盤から本筋が一気に進む物語を好み、**寄り道の多い長い作品**を途中でだるく感じてしまう人
- 妖怪退治ものに恋愛の要素が前面に出てくるのを好まず、**筋の通った一本道の物語**を求める人

## 良い所

- バトルの決めゴマもいいけれど、私が引き込まれたのは**登場人物の心情がにじむ場面**でした。キャラが生きていて、心を持って動いている。読み返すたび胸を掴まれます。
- 誰より潮のしぶとさを認めているのは、いつも喰おうとするとらだった。旅で**積み上げた想いが今度は潮を助ける番**になる展開に、こみ上げるものを抑えきれなかった。
- 最初は絵がキモくてグロいと思っていたのに、読み出したら一気にのめり込んだ。ばらばらに見えた話が**最終決戦で全部つながっていく作り**に、心をえぐられながら夢中で読んだ。
- みんなが潮の記憶を取り戻す場面、うれしいなァと笑うとらの顔で涙が止まらなかった。**散らばった伏線が終盤に一点へ収束していく快感**は、そうそう味わえるものじゃない。
- 引き伸ばしも無駄話もなく、全部のエピソードが最終章へ**収束していく構成**に唸った。人も妖も手を取る大同盟の熱さは、王道をここまでやりきるかと感嘆するほどだった。

## 悪い所

- 絵のクセがとにかく強くて、読み始めのハードルが高かった。書き込みは濃いのに**戦闘がごちゃっとして目で追いづらい**場面が、正直けっこうあって戸惑った。
- 中盤あたりまで頑張ったけれど、**本筋が進まない無駄話の多さ**で読むのが苦痛になった。とらが大口を叩く割に毎回かませ犬になるのも、正直だんだん気になってしまった。
- 妖怪退治ものとしては大好きなのに、途中の**ヒロイン争いが別作品みたい**で戸惑った。恋愛が前に出すぎる回は、本筋の重さと温度が噛み合わず浮いて見えてしまう。
- 序盤の**一話完結の妖怪退治**が、本筋と関わりの薄いまま続いて中だるみに感じた。全体が長いので一気読みには体力がいるし、途中で失速する読者もいそうだと思った。
- 登場人物が多すぎて**場面の整理がとにかく大変**で、作者も持て余して見えた。白面との戦いも中盤はだるく、盛り上がりの谷が深いのが、どうにも惜しく思えた。
