# あさひなぐ

## 基本情報

- 著者: こざき亜衣
- 連載: ビッグコミックスピリッツ
- ジャンル: スポーツ、青春、武道、学園
- 評価: 8.5/10
- 最終更新日: 2026年08月08日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/6761d891-c409-4d04-b167-73c66086b90f

## あらすじ

中学まで美術部だった東島旭は、運動の経験がないまま高校に上がる。そこで出会った先輩の一言、薙刀なら運動音痴でも全国を狙えるという誘いに惹かれ、防具の重さも知らないまま薙刀部の扉を叩く。泥だらけの夏合宿、心が折れかける猛稽古、格上との試合で味わう敗北と怪我。強い女になりたいと願った少女は、癖の強いコーチや同期に鍛えられ、ライバル校の強者たちと打ち合いながら、自分の弱さを一つずつ引き受けていく。畳を蹴る音、面の下からのぞくぶかっこうな笑顔。地味でどんくさかったはずの子が、いつのまにか大将としてコートに立つ。積み上げてきたものすべてを、旭は最後の舞台でぶつける。稽古の果てに掴んだ、自分だけの強さ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 才能も体格もない子が**泥臭く積み上げて強くなる過程**を、最初から最後まで見届けたい人
- 勝った側にも負けた側にも事情があり、**敵味方どちらにも肩入れしてしまう群像劇**を求める人
- きらきらした部活ものより、**汗と稽古で組み上がった女子部活の熱**をまっすぐ浴びたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 序盤から主人公に活躍してほしく、**弱いまま足踏みする時期の長さ**に付き合いきれない人
- 登場人物の顔と名前をすぐには覚えられず、**人数が増えて視点が散っていく展開**が苦手な人
- 試合はテンポよく決着してほしく、**大ゴマで引き延ばされる間合い**をじれったく感じる人

## 良い所

- 運動経験ゼロの子が泥まみれで這い上がっていく話なのに、根性一発で片づけないところがいい。**心も体もまだ危うい女子高生の揺らぎ**を丁寧に拾ってくれるから、何度も泣かされました。
- 薙刀なんてルールも知らなかった私でも、解説が親切で試合の駆け引きがちゃんと追える。**マイナー競技を読者に開いてみせた腕前**に唸ったし、一気に全巻読み切ってしまった。
- 敵校の選手にまでそれぞれの過去と痛みが用意されていて、誰ひとり嫌いになれないんですよ。**弱さや醜さと向き合う群像劇**として厚みがあって、勝敗の後味がいつも複雑です。
- 地味で小柄な主人公が、体格で勝る相手に食らいついていく。あの**面の下からのぞく不格好な笑顔**がやけにきれいで、積み上げてきた稽古の日々ごと胸に来た。
- 袴にジャージを羽織っただけの姿がなぜあんなにかっこいいのか。**萌えではなく燃える女子部活**という一点で、これまで読んできた青春ものとは別の場所に立っている作品だと思う。

## 悪い所

- 序盤の主人公が弱すぎる時期がとにかく長くて、私は危うく脱落しかけました。合宿から面白くなると聞いてはいたものの、そこまでの**地味な練習描写と日常パート**は退屈です。
- 長く続いた分、大会と合宿の反復に入ってからは中盤のテンポが冗長に感じられた。**キャラが増えすぎて視点が散る**ぶん、主人公の成長劇という焦点がぼやけた時期があるのは惜しい。
- 予選で一瞬しか出てこない選手まで顔ぶれが多く、誰がどの学校だったか私はよく見失います。**似通った書き分けと個性**のせいで、物語に集中しづらい場面がありました。
- 試合の大ゴマと演出のタメが長い。まとめ読みなら気にならないけれど、**話の進みの遅さ**が引っかかる場面はあって、もっとテンポよく勝負を決めてほしいと感じた。
- 途中で挟まる恋の要素が、結末まで含めて不完全燃焼だった。部活ものとして熱いだけに、**中途半端に置かれた恋愛描写**を入れるくらいなら最後まで薙刀一本で通してほしかった。
