# 死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く

## 基本情報

- 著者: シエラ、彩峰舞人、松風水蓮
- 連載: 月刊コミック電撃大王
- ジャンル: ファンタジー、バトルアクション、戦記、ダークファンタジー
- 評価: 7.8/10
- 最終更新日: 2026年10月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/6a8130a0-f2f6-42e1-a22c-12362cbe28bf

## あらすじ

深い森の朽ちた神殿で、赤ん坊のオリビアは「死神」ゼットに拾われた。言葉も兵学も剣の技も叩き込まれ、15歳になるころには人間離れした剣士に育つ。ところがある日、ゼットはペンダントと漆黒の剣、そして手紙だけを残して姿を消してしまう。育ての親を探すため、オリビアは戦争中の王国軍へ志願兵として飛び込む。手土産は、道中で斬り伏せた帝国兵の首。人間の常識をまるで知らない少女は、お菓子や本を無邪気にねだりながら、敵の首は平然と差し出す。上官たちを振り回しつつ、戦果だけは次々と積み上がっていく。可憐な笑顔と容赦のない剣、そのちぐはぐさから目が離せない。死神はなぜ彼女を育て、どこへ消えたのか。戦場を駆ける無垢な少女と、育ての親をめぐる死神の謎！

## この漫画を読むのに向いている人

- **常識ゼロの美少女が戦場で無双する痛快さ**と、上官たちとのずれたやり取りを楽しみたい人
- 可憐な見た目なのに罪悪感なく敵を斬る、**かわいさと冷酷さのギャップ**が大きい主人公が好きな人
- 剣の強さだけでなく、**階級のある軍隊組織や戦略の駆け引き**まで描く戦記ものを読みたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 敵の首を平然と落とすような**残酷な戦闘描写**が多いと、読み進めるのがつらくなる人
- 軍隊ものには**階級や兵の規模まで細かなリアリティ**を求め、設定の粗さが気になってしまう人
- 勝ち続ける無双の場面ばかり続くよりも、**主人公の目的や謎がテンポよく明かされる展開**を求める人

## 良い所

- 王国軍に入るためにやることがかなりエグいのに、本人は**平然と「いいことをした」くらいの感覚**でいる。慌てた軍はいきなり将校に抜擢するが、一般教養もない彼女と上官とのやり取りがなんとも微笑ましい。
- 可憐で天然な美少女が見せる**爽快で冷酷な無双っぷり**に、思わず引きかけて、いや、惹き込まれてしまった。上官や同僚、部下、そして敵軍の人物たちにもそれぞれ個性があり、展開も面白い良作だ。
- 人間社会を知らない主人公の放言や行動が味わい深いです。人を殺すことには何の罪悪感もないのに、**ケーキやおいしい食べ物には目がありません**。そのギャップ萌えを、周りの登場人物たちと一緒に楽しめます。
- 中世風の騎士団ではなく、**准尉から元帥まで階級が決まった近代的な軍隊**に主人公が属しているのが新鮮でした。型破りなのは彼女だけで、ほかの人物はきちんと軍人らしく、ほどよいリアリティもあります。
- ただ強いだけでなく、戦略面でも光る場面があちこちにある。武力だけの脳筋だと思い込んでいたので、**知略や駆け引きにも強い主人公**だとわかったときは驚いたし、改めて見直した。

## 悪い所

- 死神に育てられたという設定があるとはいえ、**ためらいもなく敵の首を落とし、意気揚々と帰ってくる姿**には吐き気をもよおした。主人公が男でも同じで、単純にグロすぎる。
- バトル以外では主人公がかわいらしく描かれるぶん、**理解の及ばない存在としての異様さ**が薄いのが残念です。せめて戦闘シーンだけでも、もっと異常性を強調してほしかったです。
- 読み進めると軍隊の話が延々と続き、死神まわりのファンタジー要素はごくわずか。そのうえ**少尉がいきなり三千人の騎兵連隊を率いる**など、階級と規模の設定にはさすがに無理を感じる。
- 絵柄は文句なしで、主人公の無双も面白いです。でも**主人公が何を目指しているのかがなかなか見えない**ので、このままだと飽きてしまいそうです。もっとサクサク話が進んでほしいと願っています。
- かわいい少女がとにかく強く、少しグロいけれどスカッとする作品だと思う。続きは気になるものの、**何度も読み返したくなる話かというとそうでもない**ので、無料分だけでやめておく。
