レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ディアスポリス-異邦警察- の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ディアスポリス-異邦警察-
完結連載: モーニング
ジャンル: 青年漫画/ハードボイルド/アクション/サスペンス
評価: 8.2/10
あらすじ
東京には、難民として認められないまま暮らす密入国の異邦人が約十五万人いる。日本の社会から弾かれた彼らは、自分たちの暮らしと権利を守るため、国の手が届かない独自の銀行や病院まで抱えた秘密の自治組織「裏都庁」を作り上げた。そこでたった一人の警察官として働くのが、国籍も年齢も分からないアフロ頭の男・久保塚。臓器を売り買いする組織、外国人を追い出そうとする暴力集団、行き場のない者を食い物にするカルト。街の底で起きる事件に、彼はロシア仕込みの体術ひとつで踏み込んでいく。軽口の裏には、誰にも言えない過去。笑いと鮮血が同じページに同居する。排斥の嵐が吹き荒れる東京で、裏都庁そのものを潰そうとする黒幕がついに動き出す。命懸けの総力戦!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 重いテーマを説教くさくせず、娯楽として最後まで読ませてくれる犯罪ものを探している人
- 痛い場面の合間に下品な笑いが平気で挟まってくる振れ幅を、面白がって受け止められる人
- 主人公だけでなく脇役も敵役も全員が濃い事情を抱えている群像劇に、どっぷり浸かりたい人
向いていない人
- 絵のアクの強さや泥臭い下ネタが続くと、話の中身にまで気持ちが入っていけなくなる人
- 拷問の描写や後味の悪い結末が苦手で、明るく後腐れのない警察ものだけを気楽に読みたい人
- 伏線や登場人物の幕引きをじっくり見せてもらえないと、どうしても物足りなさが残ってしまう人
良い感想・レビュー
- 不法滞在の外国人が作った裏の都庁という設定からして、ただごとではありません。先の読めない筋運びと切ない人物造形がぴたりと噛み合っているので、原作者の名前を調べて納得しました。
- アフロにひげ面の怪しい男が実は警察官だと分かる出だしで、僕はもう引き込まれた。裏社会が舞台だから痛い場面も多いけれど、合間に挟まるふざけた掛け合いで思いきり笑えるのがいい。
- 重いテーマを扱う社会派の話なのに、下品な笑いとエグい暴力が同じ器に収まっている。飄々とした主人公が繰り出すロシア仕込みの体術、あれがとにかくかっこいい。
- 仲間の一人が主人公に宛てて残した遺言代わりのテープ、あれで涙腺をやられました。味のある人でしたから、退場したあとにしみじみ効いてくる別れ方が忘れられません。
- 多国籍な東京の裏側という舞台もいいが、脇を固める同僚から敵役まで誰もが濃い顔立ちで重い事情を抱えているのがたまらない。主人公一人が目立って終わる話ではない。
悪い感想・レビュー
- 絵のアクがとにかく強くて、誰にでもすすめられるものではない。下ネタも泥臭さもグロい暴力も地続きで押し寄せるので、生理的に受けつけない人にはしんどいと思う。
- 設定が突飛すぎて、僕は序盤のテンポについていくのに時間がかかりました。話ごとの当たり外れの差が大きく、途中で気持ちが緩んでしまう章もいくつかあります。
- 拷問の場面がかなりエグくて、胸糞の悪い悪党も、救いのないまま終わる話も少なくない。明るい警察ドラマのつもりで開くと痛い目を見るので、気力のある日に読みたい。
- 後半で風呂敷を広げすぎたのか、張ってあった伏線の回収や登場人物の幕引きがあっさり済みすぎてしまうのが惜しい。せっかくの積み上げなので、もう少しじっくり見せてほしかった。
- 善玉も悪玉も描き方が薄い。主人公が自力で事件を解いている感じがせず、ただうろついて終わる回もある。動機をどれも悲惨な子供時代のせいにして片づける展開も気になった。
良い感想・レビュー
- 不法滞在の外国人が作った裏の都庁という設定からして、ただごとではありません。先の読めない筋運びと切ない人物造形がぴたりと噛み合っているので、原作者の名前を調べて納得しました。
- アフロにひげ面の怪しい男が実は警察官だと分かる出だしで、僕はもう引き込まれた。裏社会が舞台だから痛い場面も多いけれど、合間に挟まるふざけた掛け合いで思いきり笑えるのがいい。
- 重いテーマを扱う社会派の話なのに、下品な笑いとエグい暴力が同じ器に収まっている。飄々とした主人公が繰り出すロシア仕込みの体術、あれがとにかくかっこいい。
- 仲間の一人が主人公に宛てて残した遺言代わりのテープ、あれで涙腺をやられました。味のある人でしたから、退場したあとにしみじみ効いてくる別れ方が忘れられません。
- 多国籍な東京の裏側という舞台もいいが、脇を固める同僚から敵役まで誰もが濃い顔立ちで重い事情を抱えているのがたまらない。主人公一人が目立って終わる話ではない。
悪い感想・レビュー
- 絵のアクがとにかく強くて、誰にでもすすめられるものではない。下ネタも泥臭さもグロい暴力も地続きで押し寄せるので、生理的に受けつけない人にはしんどいと思う。
- 設定が突飛すぎて、僕は序盤のテンポについていくのに時間がかかりました。話ごとの当たり外れの差が大きく、途中で気持ちが緩んでしまう章もいくつかあります。
- 拷問の場面がかなりエグくて、胸糞の悪い悪党も、救いのないまま終わる話も少なくない。明るい警察ドラマのつもりで開くと痛い目を見るので、気力のある日に読みたい。
- 後半で風呂敷を広げすぎたのか、張ってあった伏線の回収や登場人物の幕引きがあっさり済みすぎてしまうのが惜しい。せっかくの積み上げなので、もう少しじっくり見せてほしかった。
- 善玉も悪玉も描き方が薄い。主人公が自力で事件を解いている感じがせず、ただうろついて終わる回もある。動機をどれも悲惨な子供時代のせいにして片づける展開も気になった。
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