# おいしい関係

## 基本情報

- 著者: 槇村さとる
- 連載: ヤングユー
- ジャンル: お仕事、恋愛、少女漫画、料理
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年10月09日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/6d96a458-556d-46b9-b895-f947f6e41cc9

## あらすじ

大好きなパパが急死し、百恵のお嬢様暮らしはあっけなく終わる。母とマンションに移った彼女が偶然入った街のレストランで出会ったのは、一杯のコンソメ。その味に心をつかまれ、店で働くと決める。待っていたのは、心を閉ざした厳しいシェフ織田とのぶつかり合いと、男社会の厨房での見習いの日々。それでも鋭い舌と底抜けの明るさを武器に、百恵は少しずつ腕を磨いていく。恋に足を引っぱられ、ライバルに甘さを見抜かれてどん底まで落ちても、また立ち上がる。フレンチから和食まで、お腹が鳴りそうな料理と、それを囲む人たちそれぞれの思いが重なり合う、食べることと生きることの物語！

## この漫画を読むのに向いている人

- **どん底から立ち上がって夢に向かう**ヒロインの成長物語を、仕事と恋の両面から味わいたい人
- フレンチや和食など**美味しそうな料理の描写**と、レストランの裏側をのぞく楽しさを求める人
- 主人公だけでなく**脇を固める人たちの生き方や心情**まで、じっくり描かれた人間ドラマが好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **ポジティブすぎる主人公**にはどうしても感情移入できず、読んでいてイラッとしてしまいがちな人
- お金持ちの常識が前提の世界や、**少女漫画らしい突拍子もない展開**にはついていけないと感じる人
- **今の価値観に寄りそった新しい作品**を読みたくて、ひと昔前の時代の空気が気になってしまう人

## 良い所

- 淡々と話が進むので中だるみがなく、テンポよく読めるのが気持ちいい。**主人公が底抜けに明るい**から、心の揺らぎを繊細に描く漫画にちょっと疲れたときでも、ストレスなく楽しめる。
- 登場人物ひとりひとりの心情が細やかに描かれ、それぞれが『幸せ』について考えているのが印象的です。**恵まれるより恵む人に**という名前に込めた父の願いを知ると、『与える』が物語の芯なのかもと思えてきます。
- 画力が高くて読みやすく、登場人物のファッションまで素敵。**レストランの裏側や料理の知識**も自然と頭に入ってくるので、読んでいて勉強になるのがうれしいところ。
- ヒロインとお相手役より、**脇を固める人たちに惹かれる**作品。なかでも千代ばあの生き方と信念にしびれる。お米をとぐ姿勢には惚れてしまったし、あの場面はずっと頭の隅に残っている。
- 出てくる料理がどれも美味しそうで、夜中に読むと何か食べたくなってしまう。**絵を見て自分でも作ってみたくなる**ほどで、グルメ番組に興味がなくても、食事って幸せで奥が深いものだと思わせてくれる。

## 悪い所

- 料理は美味しそうでレストランの裏側ものぞけて楽しいのに、**主人公の無神経さ**がどうしても好きになれない。こんな子が身の回りや職場にいたらイヤだと何度も思ったし、何度読んでも大好きとは言えない。
- 主人公が**ポジティブすぎて感情移入できない**どころか、ところどころでイラッとさせられる。前向きになれる話ではあるけれど、実際に横にいたら、ちょっとうざいと感じそう。
- 少女漫画らしく**話の転がり方が突拍子もない**ところがあるし、お金持ちの常識がベースなので世界観についていけない場面もある。それでも美味しいもの食べたいなあと、しばし現実を忘れて読んでしまう。
- 昔からのファンには『そうそう！』と共感できるところが多いけれど、**今の世代には当たり前すぎてピンとこない部分**も多いはずです。女性がシェフとして自立する話も、今読むと当たり前に映るかもしれません。
- 終盤に近づくにつれて話が複雑になり、それまであった**独特の味わいが消えてしまった**のが残念です。最後のほうは、普通の漫画になってしまった気がします。
