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レビュー著者: 漫画よしあし
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お~い!竜馬 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

お~い!竜馬

お~い!竜馬

著者: 小山ゆう武田鉄矢

連載: 週刊少年サンデー/ビッグコミックスピリッツ

ジャンル: ヒューマンドラマ青年マンガ歴史幕末

評価: 9.2/10

あらすじ

幕末の英雄・坂本竜馬の生涯を、武田鉄矢の熱き原作と小山ゆうの圧倒的な画力で描き出した歴史巨編。土佐の「郷士」という差別された階級に生まれ、泣き虫で弱虫だった少年がいかにして日本の夜明けを導く男へと成長したのか。家族の深い愛、志を共にする朋友たちとの絆、そして理不尽な身分制度への激しい怒り。喜怒哀楽を全力で表現するダイナミックな筆致が、教科書には載っていない血の通った竜馬の生き様を活写する。日本人の魂を揺さぶる感動と興奮の連続。激動の時代を一陣の風のように駆け抜けた男の、壮絶にして美しい青春群像劇の金字塔!

良い所

  • 武田鉄矢さんの竜馬愛が凄まじい!教科書の中の偉人ではなく、喜怒哀楽に溢れた一人の人間としての竜馬に、心の底から共感し、何度も号泣しました。私の人生を変えてくれた、最高に熱くて愛おしい物語です。
  • 土佐の身分制度という高い壁を情熱と知恵で突破していく姿が本当にかっこいい!姉の乙女さんや母上の深い愛情に、家族の絆の尊さを改めて教えられました。勇気をもらいたい時に必ず読み返す大切なバイブルです。
  • 小山ゆう先生のダイナミックな画力と表情描写が圧巻です。キャラクターたちの感情が紙面から溢れ出してくるようで、一気に物語の世界に引き込まれました。岡田以蔵や武市半平太など、脇役の生き様も最高に熱い!
  • 幕末の複雑な歴史の流れが、竜馬という一人の男の視点を通して驚くほど分かりやすく感動的に描かれています。笑いとシリアスのバランスが絶妙で、日本人の魂を震わせる傑作だと本気で確信しています。
  • 「日本の夜明け」を信じて駆け抜ける竜馬の姿に、明日を生きる活力を分かち合えた気分です。朋友たちとの熱い友情や別れの切なさが丁寧に描かれていて、全巻読み終わった後の喪失感と多幸感が凄まじかった。

悪い所

  • 当時の土佐の過酷な身分差別の描写がリアルすぎて、読んでいて本当に胸が苦しくなりました。上士による理不尽な殺戮シーンなどはかなり生々しく、精神的にかなり削られてしまい、途中で読むのが辛かったです。
  • 物語を面白くするための史実との乖離や創作部分が少し気になってしまいました。重要な人物との出会いが出来過ぎていたりして、純粋に正確な歴史的事実だけを知りたい私には、少し演出が過剰に感じられました。
  • 岡田以蔵や武市半平太など、感情移入した大好きなキャラクターたちが次々と悲劇的な最期を迎えるので、中盤以降は読んでいて本当にしんどかったです。救いのない展開が続く時期は、精神的にかなり応えました。
  • 竜馬が覚醒するまでの子供時代のパートがかなり長いので、幕末の動乱を早く読みたかった私には少し焦れったく感じられました。弱虫な時代も大切だとは分かっていますが、もう少しテンポ良く進んで欲しかったです。
  • 善悪の対比が非常にはっきりしており、勧善懲悪なドラマ調のノリが少し古臭く感じてしまう瞬間がありました。最近のリアルな歴史解釈の漫画に慣れているせいか、熱血すぎる演出に少し冷めてしまう時があります。

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