# ヒロイン失格

## 基本情報

- 著者: 幸田もも子
- 連載: 別冊マーガレット
- ジャンル: 少女漫画、学園漫画、ラブコメ、恋愛漫画
- 評価: 7.6/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月22日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/715bacd0-8dd3-4ed1-9c39-7371f3432da7

## あらすじ

女の子はみんな、自分が主役の恋物語を夢みてしまうもの。高校生の松崎はとりは、幼なじみの寺坂利太を五年ものあいだ想いつづけ、「利太が最後に選ぶのは自分」と何の根拠もなく信じきっていた。ところがある日、利太は地味で控えめな同級生と付き合いはじめる。焦ったはとりの略奪作戦はことごとく空回りし、傷心の彼女に学校いちのモテ男が面白半分で近づいてくる。けれど彼が本気になったころ、今度は利太のほうが奪い返しにかかる。腹黒くて口が悪くて自己中で、それでも必死にもがく彼女の顔は、王道の少女漫画がずっと隠してきた本音そのもの。笑って呆れて、いつのまにか自分を重ねてしまう恋の泥仕合！

## この漫画を読むのに向いている人

- きれいごとだけの主人公に飽きてしまい、**本音がだだ漏れになる邪道ヒロイン**を見てみたい人
- 三角関係のドロドロを、**顔芸とギャグで丸ごと笑い飛ばしてしまう軽やかさ**ごと楽しめる人
- 王道の少女漫画のお約束を、主人公の側から思いきり**ひっくり返してみせる仕掛け**にニヤリとしたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 純粋でまっすぐな主人公に寄りそいながら、**素直にきゅんとできる王道の恋物語**を求める人
- はっきりしない男の態度にやきもきするのは苦手で、最後は**すっきり筋の通った結末**を望む人
- 三角関係のもつれがいつまでも尾を引く長さより、**さらっと読み終えられる短い恋の話**を選びたい人

## 良い所

- 腹黒くて口が悪くて自己中で、他人の彼氏を奪おうとする。それでもこの**とことん愚かなダメヒロイン**が私には刺さった。ダメなりに考えてもがいて必死に恋する姿に、笑わされ泣かされた。
- 女子なら誰でも「私ってヒロインみたい」と勘違いした時期があるはず。だからこそ主人公の自分勝手な考え方にも共感できる。この**絶妙なリアル女子加減**が私はすごく好きだ。
- 幼なじみが離れていくのが怖くて、あえて脇役に甘んじていた。その気持ちを思うと切なくなる。何もしなくても好かれるこれまでの**少女漫画への皮肉みたいな作り**で、そこに私はうなる。
- 片思いの話と聞けば普通に思えるけど、登場人物が**全力で生きてる感**がたまらない。密度が濃くて多少うざいのがクセになってくる。友人の冷めたツッコミもいちいち笑える。
- きれいなところも汚いところも全部リアルで、まっすぐな言葉がズシッときます。それでも重くならないのは、**ギャグが中和剤になっている**おかげです。時々出るブサ顔が心の声そのままで笑えました。

## 悪い所

- 主人公がヤバすぎて、最後まで読むのが正直しんどかった。**題名どおりのヒロイン失格ぶり**に疲れてしまい、当て馬の彼とは全然お似合いじゃないし、別れてよかったとすら思う。
- 面白いのにスッキリしない。**優柔不断な幼なじみ**のせいなのか、嫌なキャラに変わった同級生のせいなのか。最後くらいは男のほうからビシッと決めてほしかったというモヤモヤが残る。
- 序盤はテンポもよく珍しい主人公で楽しめたのに、後半のドロドロ具合についていけなかった。**前半とのギャップ**が大きすぎて、当て馬の彼を推していた私には主人公の心変わりが理解できなかった。
- メインの二人に終始イライラした。受け止めてくれた相手を捨ててやっぱり幼なじみへ、という流れがどうしても納得できない。男のほうも**あっちこっちフラフラ**していて、キュンとする瞬間が一度もない。
- 気持ちさえあれば全部許される、という**説得力のないゴリ押しの結末**にがっかりした。長く続いた割にうやむやのまま終わったキャラもいて、最後まで読まなければよかったとまで思った。
